松坂城

百名城を訪ねる旅に行ってきました。 が…行きの新幹線の中で、ツイッターのニュースに、言葉を失いました。 百名城のNo.100、首里城が… 本当に、いつまでも、あると思うな、百名城。ひとつひとつの出合いが、一期一会。大切に巡らなくては…と、あらためて感じる事件でした。早々に必ず復元させると力強く宣言された玉城デニー知事、そして、次々と表明される寄附の声…私もおよばずながら、協力したいと、心に誓ったのでした。 今回は、名古屋まで新幹線で行き、そこから在来線に乗り換えて、松阪まで。途中、夜間工事の終了時間が遅れたことにより、到着時間が遅れたり…というアクシデントもあったけど、無事、松阪駅に到着。駅から城までは、約15分とのことで、歩いて城まで。駅からの道のりは、鳥取に近い感じでアーケード通りを延々と歩いていく。途中から民家の間を進む。ほんとにここで大丈夫かなと、不安になったあたりで、石垣が見えてきた スタンプは、松坂城に隣接する「本居宣長記念館」の入口に設置されていた。入館しなくてもスタンプは押せるものの、本居宣長にも興味があるので、もちろん入館。 それほど期待していなかったのだが、めっちゃ嵌まりました。本居宣長、ハンパない。てか、オタクだ「源氏物語」が好きすぎて、二次創作しちゃうとか、どうしてそういうこと、教科書で教えてくれなかったの 本業は医者。記念館の隣に宣長が12歳から72歳まで住んでいた住居が保存されていて、こちらは、入口を入ってすぐのところ。自宅で開業していて、西洋医学ではなく…

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決済も表現の自由

10月1日から消費税10%が導入され、早くも1ヶ月が経とうとしている。 さて、消費税アップと同時に、キャッシュレスポイント還元制度が導入されている。これは、中小・小規模店舗や一部のフランチャイズ店において、決済手段にキャッシュレス決済(クレジットカード・デビットカード・電子マネー・QRコード)を行うと、最大5%のポイント還元が受けられるという制度。差額は国が補填する。8%時代から2%のアップなのに、5%の還元が受けられれば、逆に消費は活性化するのではという、試算なのだろう。実際、ポイント還元による補填額は、早くも国の予算を超えているという。 しかし、国の予算を超えている…ということは、使用を想定していなかった人が、少しでも決済額を安くしようとして使用している…ということだ。簡単に言えば、高齢者などだ。現金決済以外の決済手段を持たなかった人々が、急にこれを使用することによって、おサイフの中身と銀行口座の中身のバランスが悪くなるんじゃないかな~と老婆心… 私自身は、ポイント還元制度には乗らないことにしている。スマホ決済は絶対にしないし、デビットカードには意味がないと思っている。電子マネーもほぼ使用していない。(スイカは持っているけど、チャージ額が少なすぎてお買い物には使用できない。)つまり、現金/クレカの二択だ。それを、現在の手許金の残額で振り分け、給料日までの日々をしのいでいる。手元不如意な月は、少額でもクレカになるし、でもそれは、2ヶ月後の自分を確実に追い詰める。そうやって細々と暮らして行っ…

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2020年ラインアップ発表 その5

2020年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】 2019/10/28 2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。    宙組公演 主演・・・真風 涼帆、星風 まどか 宝塚大劇場:2020年6月5日(金)~7月13日(月) 東京宝塚劇場:2020年7月31日(金)~8月30日(日) ミュージカル 『アナスタシア』 ANASTASIA THE MUSICAL Book:TERRENCE McNALLY Music:STEPHEN FLAHERTY Lyrics:LYNN AHRENS Inspired by the Twentieth Century Fox Motion Picture by special arrangement with Buena Vista Theatrical From the play by Marcelle Maurette as adapted by Guy Bolton 潤色・演出/稲葉 太地 ちょうど先日、日本公演のチケットが取れたばかり。おお、宝塚でもやるのね まだ、私が宝塚に嵌まる前ですが、たしか、アナスタシアをヒロインにした作品があったはず… ちょっと調べてみたら、「彷徨のレクイエム」(1981・雪組)という作品がヒット。植田先生の1本物オムニバス作品。ちょっと変則的な作品だったようで、第1部の主演が2番手スターの寿ひずるで、第2部・第3…

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「ブルーアワーにぶっ飛ばす」

シム・ウンギョンが出ていて、主演が夏帆ということで、観たいな~と思っていた「ブルーアワーにぶっ飛ばす」、どうにか時間を見つけて、さっくりと観てきました。夏帆については、ぶっちゃけ、そもそもは、新井さんの彼女(すみません、蒸し返して)ということで、認識したわけですが、「いだてん」で、何、この、超池波志乃と二人一役全然違和感ない女丈夫と、突然目覚めまして。 そして…上映後- かわえぇ~ ほぼすっぴんで、どアップNGじゃなくて、しかも、小鼻の黒ずみとかが映り込んでてもいいんだという度胸もさることながら、それだっても、めっちゃ可愛い24時間、至近距離から眺めていたい可愛さ…(かなり、やばい…) CM監督の砂田(夏帆)は、穏やかな幸せを共に育める相手、篤(渡辺大知)という夫が居ながら、仕事仲間の冨樫(ユースケ・サンタマリア)と不倫を続けていたり。皮肉たっぷりな言葉で、電話の相手を痛めつけるなんて朝飯前。でも、大御所俳優(嶋田久作)相手には、腫れ物に触るように持ち上げて、どうにか撮影を終わらせる。周囲の男たちは、砂田を持ち上げたり、遠巻きに見守るだけで、誰も助けてくれない。砂田は、ガンガン酒を飲み、酔いつぶれ、帰宅は明け方。なのに、冨樫は、子供が生まれるという。もう夫婦関係は破綻しているとか、言っていたくせに…ビデオカメラを借りに来た友人のキヨ(シム・ウンギョン)が、中古車を買ったというので、二人は当てもなくドライブに出かける。なぜか、その行き先は、砂田の実家ということになり…実は、茨城県出身という、…

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Jr.5「明けない夜明け」観劇

演劇企画集団Jr.5「明けない夜明け」 脚本・演出:小野健太郎美術:Hajime Kinoko照明:横原由祐照明オペレーター:遠藤宏美音響:島猛音響オペレーター:芹澤悠舞台監督:倉本徹撮影:大参久人宣伝美術:藤尾勘太郎パンフレットデザイン:宇佐見輝文芸協力:望月清一郎(鬼の居ぬ間に)制作:山崎智恵企画・プロデューサー:奥田努 物語は、現代と、事件のあった時代ー約20年の歳月を行ったり来たりする。引きこもりの長女・愛(福圓美里)、花屋に勤め始めた恵(大内唯)、夜のお店で働いている美優(秋月三佳)。ヒロインは次女の恵。家でも、仕事場でも、貼りついたような笑顔で、対応している。それって、実は、心を閉ざしているってことだから、人をものすごくイラっとさせる。事実、姉の愛は、恵にだけブチ切れている。恵の職場での人間関係も微妙。花屋の店長(中山裕康)は、先代から花屋を引き継いだものの、やる気ナッシング、人望ナッシング、店長の立場を利用して若い店員にセクハラを続けている。店員の高原誠一(梅木駿)は、やる気はあるが店長があれでは…というところ。今は、恵の存在がモチベーションになっている。その高原に岡惚れしているのが、先輩店員の立花春花(野崎詩乃)。野原が恵を気にしているので、恵への意地悪は忘れない。恵を庇ってくれているのが、先代時代から弟子入りしている山田光子(佐藤友美)という状態。それでも、恵は、働けるだけ幸せだと言う。その卑屈な態度は何処から来るのか。 すっかり冷え切って、離婚直前の夫婦。夫(奥田努)は、…

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文春砲はいいんだけど…

文春砲と言われる突撃取材によって、公職選挙法違反が確定的となった経産大臣の菅原氏が辞任を発表した。相手が公権力であっても、忖度せずに突撃するスタイルは、素晴らしいと思う。しかし、同じくらいの時期に、とても残念なニュースが宝塚ファンの間を駆け巡った。 文春オンラインで、「推せるジェンヌ・推せないジェンヌ」の投票を行う…というのが、その原因だった。オンラインアンケートで、「推せるジェンヌ・推せないジェンヌ各3名」を投票してもらい、その結果を宝塚歌劇団に送るという企画が、宝塚ファンの逆鱗に触れた。まあ、そりゃそうですよね…とは思うが、文春さん、どこで間違えちゃったんだろう 少し前に、同じ文春誌上に、現役生徒の下級生時代の水着写真流出という記事が掲載される…という事件があった。イメージを大事にする宝塚なので、昔ならこのような記事は、掲載前に「どうにか」していたはずだが、そういう手が使えない世の中になったのか、あるいは、そういうコネクションを失ったか…どちらにしても、ショックな事件ではあった。ただ、宝塚ファンが大人だったせいか、このニュースは、ほとんど顧みられることなく、時が流れて行った。そしたら、今度は、こんなファン投票である。これは何かあるな…と、思わざるを得ない。 文春の周辺で、昨今の人事に不満を漏らしている人がいて、それを「これはネタになる」と飛びついたってことかな。それとも、先日の記事を読んだ読者の提案だったのかな。 まあ、ファンも人間なので、自分が応援している(推しているという表現は、そ…

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宇都宮隆バースデーライブ

宇都宮隆ファンの友人にチケットを取ってもらい、今年も、ツアー公演に参加してきた。キーボード担当のニシケンのにわかファンなのに、なんと、参加日は、宇都宮隆さまのお誕生日…すみません、知らなくて、参加してしまいました デビュー35周年記念のツアーということで、懐かしい「GET WILD」も歌ってくれた。その、間奏のキーボード独奏部分をニシケンが担当していて、なんか、感動した。(そこ) 途中、PVのダンスシーンが流れてて、これは、何年前のなんだろう決してダンサーではないのだけど、ダンスセンスあるなぁ~と、思いながら、眺めていた。ってか、若い外見はだいぶ変わっていると思うけど、歌声は、全然変わっていなくて、よい声だなぁ~ 公演終了後に、サプライズのケーキを持って現れたのは、なんと、よっちゃん(野村義男)あ~このためだけに来てくれたのか、相変わらずの関係性に嬉しくなった。(TMNよりグッバイが好きだったのよね。) 色々疲れる週末だったけど、おかげで元気が出ました。また、誘ってほしいなぁ~とあくまでも他力本願な私なのでした。

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月組振り分け発表

現在大劇場公演中の月組が、東京共演終了後の来年、別箱で公演する作品の振り分けが発表された。 まずは、トップコンビが出演する御園座公演「赤と黒」の出演者は… (月組)夏月 都、千海 華蘭、珠城 りょう、香咲 蘭、輝月 ゆうま、晴音 アキ、月城 かなと、夢奈 瑠音、颯希 有翔、蓮 つかさ、周旺 真広、蒼真 せれん、美園 さくら、桃歌 雪、夏風 季々、空城 ゆう、天紫 珠李、結愛 かれん、礼華 はる、甲海 夏帆、天愛 るりあ、大楠 てら、白河 りり、彩路 ゆりか、羽音 みか、瑠皇 りあ、まのあ 澪、あまの 輝耶、きよら 羽龍、真弘 蓮、咲彩 いちご、美海 そら、一羽 萌瑠、夏凪 せいあ (専科)一樹 千尋、夏美 よう ああ…まゆぽんは宇宙人役じゃないのね…一方、鳳月杏主演のドラマシティ&Brilla Hall公演「出島小宇宙戦争」の出演者は… (月組)光月 るう、紫門 ゆりや、白雪 さち花、鳳月 杏、楓 ゆき、春海 ゆう、桜奈 あい、海乃 美月、佳城 葵、朝霧 真、姫咲 美礼、暁 千星、麗 泉里、清華 蘭、英 かおと、朝陽 つばさ、蘭 尚樹、風間 柚乃、妃純 凛、彩音 星凪、花時 舞香、菜々野 あり、蘭世 惠翔、柊木 絢斗、一星 慧、爽 悠季、毬矢 ソナタ、月乃 だい亜、詩 ちづる(専科)梨花 ますみ こちらは、梨花さんの出演が安心感…ですね。

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「ごーRock」観劇

多田直人案第4回発表会「ごーRock」 舞台監督:村岡晋音響:早川毅オペレーター:高島斎照明プラン:松本大介オペレーター:長谷川楓 協力:スターダス・21、ラッパ星、ワタナベエンターテインメント、(有)レトル、ナッポスユナイテッド、キャラメルボックス 5人の出演者が、それぞれ1作の脚本を書き、6つのショートストーリーを演じる「ごーRock」。ごー(5作品書き)ろっく(6作品出る)という意味なのだろうと思う。私が観たのは初日だったので、おそらく、すべての作品が一番「むき出し」の状態で提示された気がするが、この実験的な舞台を観て、出演者(として舞台に生き続けている人)が書く作品はこうなのか…というのが、一番大きな感想。ぶっちゃけ、意味がよく伝わらなかった部分もある。それは、一番大事なセリフや場面が、「立って」いないから。すーっと流れたり、客席の笑いに紛れたり、出演者のセリフが割れてしまって聞き取れなかったり。けっこう残念だったかも。その一方で、いつも私たちが観ている演劇というのは、「分かりやすい」ものなんだな…と、あらためて感じたし、その分かりやすさを、役者の方々は、もしかして「まだるっこしい」と思っているのかななんて思った。出演者と観客の間の溝は、思っているより深いのかもしれない。そして、そこを繋ぐ仕事こそが「演出」ってことなのかな では、個々の作品感想浦川拓海作・演出「みかん」とある会社のとある休憩室。誰も知らない間に結婚して、誰も知らない間に離婚しようとしている一組のカップルと何も知らな…

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即位の儀式

本日、即位の礼に伴い、会社はお休み。ちょうど、正殿の儀が行われる頃、私は有楽町駅付近にいたので、号砲を生で聴くことができました。その瞬間、有楽町付近、日が射したんですよね。なんかすごいもの見た、っていう感じ。 さて、即位礼正殿の儀、以前、国際フォーラムでジオラマを見たので、ここにもう一度貼っておきます。 これが、高御座と御帳台。たしか大正天皇の即位式を再現した…と書かれていたので、現在とは、位置が逆ですね。 これは、正殿前のジオラマ。あいにくのお天気のため、このように皆さんが庭に並ぶ版にはならなかったですね。 こちらが、萬歳旙などの幟。フォーラムの記事では、なんだか分かっていなかったのですが、このような色鮮やかな幟を26本庭に立てていたとのこと。太陽や月を表すものや、菊花紋の幟…たしかに…今ごろ納得… こちらが、陛下がお召しになっていた、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)ですね。 それにしても、SNS上には、前回の即位の礼を見てない世代がいっぱいいて…隔世の感があります(前回は、私達若い世代(=当時)も、おじさん・おばさん世代も、お爺さん・お婆さん世代も、誰も即位の礼を知らなかったので、ある意味一体感があったんですよ。)

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