宝塚花組大劇場公演

星組に続き、花組も大劇場公演を観劇しました。 これまで、しばらくの間、大劇場ロビーのお花は、公演を意識しているのか、そうではないのか、よくわからないことが続いていたが、今回は、公演にちなんだデコレーションのようです。 しかし、薔薇がでかすぎて、同行の友人K様は、「薔薇というより、ラフレシア」と呟いていました…サイズ感って大事… では、大劇場公演「A Fairy Tale/シャルム!」の感想を、恒例により、箇条書きで。 ・「A Fairy Tale」には、"青い薔薇の精"というサブタイトルがついている。"薔薇"を漢字で書くと退団公演…というジンクスはいつから始まったのだろうか。私の記憶では、観ていないけど、1987(昭和62)年の花組公演「あの日薔薇一輪」で、高汐巴・秋篠美帆が退団した辺りかな…と思っているのだが ・作・演出の植田景子先生は、「THE LAST PARTY」(2004年)で、研2の明日海りおに、公園の学生という役を与えた人だ。ラスパは宙組からの続演で、宙組では、中堅の珠洲春希が演じていた役。ちょっとぶっきらぼうなキャラクターが似合っていた。それを明日海が演じたことで、月組のラスパは、宙組とはまったく違った色を持つ作品になった。スコット・フィッツジェラルドにとっての「微かな希望の光」の象徴としての青年…彼が投げるフットボールの力で、スコットは生き、書くことができた。研2の明日海にとって、植田景子先生と公園の学生役は、男役・明日海りおの方向性を決定づけた作品になった、と私は思っ…

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