「今日もわからないうちに」観劇
「今日もわからないうちに」
作・演出:加藤拓也音楽:谷川正憲(UNCHAIN)舞台監督:笹原久義(株式会社笹原工舞台)舞台監督助手:岩城杏梨照明:島田雄峰(LST)音響:小川陽平美術:袴田永武衣装:鈴木成実演出助手:葛西祥太宣伝撮影:行武睦浩(S-14)宣伝美術・パンフレットデザイン:沓澤さゆりキャスティング協力:ヤマウチトモカズ風景写真撮影:takuya katoh制作:小宮誠(TinyBetter株式会社)、大倉茂企画・製作:わをん企画/劇団た組。
大空ゆうひ、年に一度の主演舞台、今年は、はじめましての劇場、シアタートラム。退団後のゆうひさんは、しばらくの間、元宝塚トップスターらしく、主演しかしなかったが、最近は、主演に拘らず、文芸作品も、娯楽作品も、幅広く出演してくれている。ここ数年は、年に一度、主演舞台があって、その作品は、毎年、「ゆうひさんらしいな…」という感想と共に、ファンの議論を呼んでいる。簡単に理解できる作品など、ゆうひさんらしくないし、幸い、ファンは複数回観劇するのが普通なので、一度でわからなくても、無問題ですよね(乾笑)
今回は、劇団た組・加藤拓也さんの書下ろし作品。ゆうひさんは、自分の家と家族に関する記憶だけがどんどん抜け落ちていく主婦の役を演じている。記憶に関する障害は、原因も治療法もよくわかっていないものらしく、今後、思い出すかもしれないし、思い出さないかもしれない。忘れたこと・忘れることにくよくよせず、どうすれば日常生活が送れるかを家族で相談しながらやっていくしか…