東京宝塚劇場雪組新人公演(壬生義士伝)ミニ感想
雪組新人公演を観劇してきました
新人公演担当は、町田菜花先生。本公演は大劇場で一度観ただけなので、新公の変更点等は、ちょっとわからず。みんな落ち着いて、いい芝居をしてくれていたと思う。
では、さっそく出演者の感想です。
彩海せら(吉村貫一郎)…顔は超可愛いのだが、芝居も歌も本格派。実に堂々とした初主演だった。実は鹿児島県出身なんだけど、絶対北国出身にしか思えないようなその姿に、ただただ感動した。驚異の新人登場という感じ。恐れ入りました
彩みちる(しづ/みよ)…後半のみよ役がすごく良かった。そして、しづというのは、しどころの少ない役なんだな…と、ようやく理解した。(石田先生が、みよという役をトップ娘役にやらせた意味もわかったむしろ、真彩希帆が、しづを見事に演じているので、何故二役って思われているだけなんだ…と。)彩は、真彩ほど、しづの存在感を出せてはいなかったが、みよに関しては、華といい、大店のお嬢さんらしい器量といい、娘らしい一途ないじらしさといい、ヒロインとして完璧に演じて見せていた。
諏訪さき(大野次郎右衛門)…ソフトな本役・彩風と違い、立役的に大野を演じて、存在感を見せた。かなり、硬派な次郎右衛門だったが、それゆえ、かえって母親に縋って泣くシーンにやられた
壮海はるま(松本良順)…ひたすら、歩きながら説明する…という、難しい役だったが、軍服の着こなしもよかったし、セリフも聞き取りやすく、しっかりと仕事をしていた印象。
羽織夕夏(ひさ)…素晴らしかった情を表に出さない諏訪の次郎右…