ツイッター炎上事件

劇作家の鴻上尚史さんのツイッターが炎上した。 鴻上さんは既に元ツイートを削除されているが、最近、劇場で「前のめり観劇への注意アナウンスが増えた」ことに対する感想を述べたものだった。前のめり観劇について、鴻上さんは、お客さんが前のめりになってくれる芝居を作りたいと思っていたのに、そういう姿勢は注意されてしまうのか…というような感想を書かれていたように思う。これに対して、多くの演劇ファンが「NO」を突きつけた。前の席の観客が前のめりの姿勢になると、まったく舞台が見えなくなるのに、それを作り手が知らないなんて…という発言、いつも良い席(関係者席)で観ているから、一般観客の視線のことなんか知らないに違いない…という意見、前のめりの姿勢でしか、観客の「のめり込んだ精神状態」が伝わらないなんて、本当に人気劇団を運営されていた方なのだろうか、ショックだ…という発言、鴻上さんも、ここまで炎上するとは露ほども思っていなかったのではないだろうか。 私のタイムライン上の方々(私が一方的にフォローしている方々&相互フォローの方々)は、さすがに本人に突撃するような猛者はいなかったが、この件に呟いている(否定的なニュアンスで)方は多かった。(引用リツイートされている方は数人いた。) 鴻上さんがおっしゃるように、「前のめり姿勢」を注意するアナウンスメントが行われるようになったのは、それほど古いことではない。私の経験では、劇団四季が一番早くこの手のアナウンスメントを始めたように思う。宝塚がこのアナウンスメントに取り組み始め…

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