いまごろインボイス?
先日、軽減税率の話で今ごろトレンド入りしているという話を書いたら、今度は、インボイスがバズっていた
軽減税率が伝わっていないなら、インボイスだって伝わってないよな、そりゃ…
インボイス制度というのは、消費税制度の根幹をなすもので、欧米では、これによって消費税を納めている。消費税というのは、消費者が支払った「消費税」を、そのまま100%納税させるのがキモなのだが、現在の日本の消費税納税制度において、それは不可能な状況になっている。我が国の消費税法では、前々年度の売上高が1000万円以下の事業者については、納税が免除されているが、免税事業者は、それを告知する必要がないので、相手が免税事業者であっても消費者は、税込1,080円と言われれば、本当は1,000円の商品だったとしても、1,080円を支払うことになってしまう。消費税として払ったはずの80円は、納税されないままだ。では、そのお店は、1,000円の商品につき80円ずつ得をしているのか、というとそうではなくて、仕入れにかかる消費税については、満額支払っているため、もし、売上を1,000円にしてしまうと、利益が課税事業者を下回ってしまう。なので課税庁としては、その80円が納税されないことがわかっていても、消費税の免税事業者が消費税込みで売上を受け取っていることを承認してきた。それは、買う側が企業であることも考えてのことだった。つまり、免税事業者がそれゆえに消費税を受け取らないことになると、買った方は、仕入についての税額控除を受けられない。たとえば、…