みやちゃんの起こした奇跡

月組千秋楽、ライブビューイングで観てきました なんか、ずいぶん、危険なとこに行っちゃったようですが(笑)、ま、日比谷にもゴジラさんいるしね。 どうしても千秋楽は目撃したいけど、生の劇場は一人でも多くのファンの方に観ていただきたいし…ということで、ライビュ狙いは最初から決めていた。でも、抽選外れてしまって、けっこう追い詰められたのですが…無事、発売日にゲットすることができましたライビュは11時発売なので、他の公演とバッティングすることがないせいか、これまでもどうにか都内の映画館で鑑賞できている。 ライビュのいいところは、アップを観たいところで寄ってくれるし、手拍子など「お約束」にとらわれることもなく、なんなら飲食しながら観られるし…。あと、劇場で観ていると、たまにすごくマニアックなところを見てしまっていて、重要なものを観ていない…ということがあるのですが、重要な場面は余すところなく拾ってくれるというのも、ライビュならでは。今は、東宝の千秋楽については、全公演ライビュを行う流れになっている。トップや退団者以外の生徒を応援している場合は、映像に映らない可能性があるものの、トップや退団者の千秋楽を楽しみたいのであれば、友の会に裏切られても、ライビュという強い味方があるな~と、強く感じている。 さて、今回は、2番手スターの退団ということで、公演後に「さよならショー」が行われた。さよならショーを観ながら、「これ、どういう風に進んでいくんだろう、全然予想できない。そういえば、珠城さんて出るのかな」とか、…

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「11人いる!」

音楽劇「11人いる!」 原作:萩尾望都『11人いる!』(小学館)脚本・演出:倉田淳 舞台美術:乘峯雅寛舞台監督:倉本徹照明:山崎佳代音響:竹下亮(OFFICE my on)編曲・演奏・作曲(酒は愉し):明石隼汰衣裳:竹原典子ヘアメイク:川村和枝(p.bird)演出助手:宮本紗也加宣伝デザイン:宇佐見輝 「11人いる!」、6年ぶり…かな今回は、「音楽劇」になった。一部、作曲された曲もあるが、往年の洋楽に日本語詞をつけて…というのがほとんど。ライフ音楽劇の基本パターンだ。DVD出さないって決めてるなら、こっちの方がお得なんだろうな。そして、上演時間は2時間…短くなった。さらに、11人いる!というよりは、11人しかいない!という辺りが変更点。そのため、冒頭の宇宙大学長官による送り出しの挨拶は、倉本徹のナレーションになっている。これは、よい効果もあって、集合する10人を暗闇の中に浮かび上がらせる(長官がステージにいないので、舞台上を明るくする必要がない)ことで、11人目を推測できない仕組みが作れた。その分、試験結果公表の場面をグレン・グロフ一人に任せてしまったことは、ちょっと辻褄合わないかな…とも思った。 宇宙大学入試の最終試験は、漂流する宇宙船「白号」に乗って53日間を過ごす…というもの。何が起こるかわからない宇宙でのアクシデントを協力して乗り越える能力が受験生には要求される。そして、10人一組と言われている受験生は、現場についてみると11人いる。これは、大学側の仕込みなのだが、まず、そこでひと…

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「GOD OF STARS」新人公演主な配役発表

大劇場チケット発売の前日、新公の主な配役が発表されました ホン・シンシン(紅 ゆずる)… 天飛 華音 アイリーン・チョウ(綺咲 愛里)… 舞空 瞳 リー・ロンロン(礼 真琴)… 朱紫 令真 102期の天飛くん、初主演ですね雪組の新公主演者、彩海せらくんと同じ…というか、二人は、同じ鹿児島のマリアミュージカルアカデミー出身。よきライバルとして切磋琢磨していってほしいですねヒロインは、ひっとん。星組トップ娘役としての居方を、本役さんに学んでほしいな~と思います2番手役のあかしくんは、100期。こちらは、長野県出身なのね。同期のきわみしんが一歩リードしてるけど、負けずに頑張ってほしいです。 いやー、新公も観たいわ、これ

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宝塚花組バウホール公演「Dream On!」観劇

ショーケース「Dream On!」 作・演出:三木章雄作曲・編曲:吉田優子、竹内一宏編曲:御崎惠振付:若央りさ、名倉加代子、伊賀裕子、鈴懸三由岐、百花沙里装置:川崎真奈衣装:大津美希照明:氷谷信雄音響:加門清邦小道具:北垣綾歌唱指導:ちあきしん演出助手:指田珠子、生駒怜子舞台進行:阪田健嗣舞台美術製作:株式会社宝塚舞台演奏:宝塚ニューサウンズ制作:藤枝太一制作補:恵見和弘制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社 この公演、前半(5/20-27)は水美舞斗をセンターとするバージョンで上演され、後半(5/31-6/4)は綺城ひか理・飛龍つかさをセンターとするバージョンで上演されている。実は前半11公演・後半8公演なので、特別出演と書かれている水美版の方が多い。これは、つまり、あれかな。10年ちょっと前に、同じ脚本を中堅・若手で上演したバウ公演のショー版ってことかな。特別出演の公演数の方が多いんだから、<特別>出演というのは、ちょっと無理がある。前代未聞の公演だったので、このような呼び方になったのだと思うが、今後は、(あるとしたら)別の言い方をしてほしいな。プログラムを見た感じだと、前半公演は、マイティ主演で両サイドにあかちゃんとひりゅんという公演にしか思えないし、それならそういう表記をすべきだと思う。もしかしたら、各組のスターがトップを目指していく中で、バウに何回主演したとか、そういうことが、指標になったりして、今回のショー出演を主演カウントするのは、困るとか…なんかそういう大人の事情でもあっ…

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「レイモンド・カーヴァ―の世界」

リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァ―の世界」 作:レイモンド・カーヴァ―翻訳:村上春樹演出:谷賢一ピアノ:阿部篤志 美術:関谷潔司照明:佐藤啓、石井宏之映像:松澤延拓、堀田創、松尾佑一郎音響:金子彰宏(兵庫県立芸術文化センター)ヘアメイク:杉山美智恵(兵庫公演)、中田麻美(東京公演5/30)、小林雄美(東京公演5/31、6/1、6/2)舞台監督:野口毅プロデューサー:佐藤政治(トライストーン・エンタテイメント)、栗原喜美子(兵庫県立芸術文化センター)、阿部菜穂子(トライストーン・エンタテイメント) アメリカの作家、レイモンド・カーヴァ―の短編小説を4人の俳優が朗読するというシンプルな構成。仲村トオル、手塚とおる、矢崎広、平田満の4名のうち、各プログラム2名が出演し、仲村は「コンパートメント」、手塚は「ダンスしないか?」「もうひとつだけ」、矢崎は「菓子袋」「収集」、平田は「愛について語る時に我々の語ること」を読む。私は、一日だけしか参加していないので、キャストと作品の共鳴的な部分がどうだったのかは分からないが、初めて聴いたレイモンド・カーヴァ―という作家の魅力は、よく伝わったように思う。聴き始めは、なんか、フィッツジェラルドの短編のようだな~と思ったが、それは、どうやら、村上春樹訳のせいだったようで、フィッツジェラルドの短編とはだいぶ味わいが違う。とにかく、登場人物が、かなり個性的。しかも、温厚かと思っていると、急に激昂する。俳優にとっては、演じ甲斐のある作品群だと思うが、聴いている…

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星組梅芸公演/バウホール公演メインキャスト発表

それでは、まず、新トップコンビお披露目公演、「ロックオペラ モーツァルト」のメインキャストです。 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト【若き天才音楽家】… 礼 真琴 コンスタンツェ【モーツァルトの妻】… 舞空 瞳 アントニオ・サリエリ【モーツァルトの才能に嫉妬するイタリア人音楽家】… 凪七 瑠海 おお、なんと、サリエリ役にカチャを起用しましたか3年前、次期トップが決まった珠城りょうがまわる全国ツアーで2番手を演じた凪七は、観ているこちらの意識もあったかもしれないが、とてもつらい場所に踏みとどまっているような、見ていられない何かを醸し出していた。その後、専科に移った凪七は、上級生がトップの星組公演、同期生がトップの雪組公演に出演したくらいで、下級生の後塵を拝すようなキャスティングをされていない。今回の役柄は、とてもおいしい役と聞いている。主演者と対等に演じられる人でないと務まらないらしい。だから、主演はすごい下級生だけど、演じられる喜びをもって役に臨んでほしいと思う。かちゃの魅力が最大限に生かされますように。そしてもちろん、トップコンビが大きく花開きますように せおっち主演のバウホール公演、「龍の宮物語」は… 伊予部清彦… 瀬央 ゆりあ 玉姫… 有沙 瞳 最近、くらっちの美しさにくらくらしております。くらっちも、星組の大事な娘役として、さらに活躍してほしいので、どうかよい役でありますように

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宝塚歌劇団理事に英真なおきさん!

宝塚歌劇団 理事の就任について 2019/06/02 このたび、下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。    専科 松本 悠里・・・2019年6月1日付で理事を退任し、特別顧問に就任    専科 英真 なおき・・・2019年6月1日付で理事に就任  おおー生徒理事は、7人目なのだそうです。 どうでもいい話ですが、このたびのムラ旅行、宝塚ホテルに泊まったんですね。で、お茶会とかあるのかなと、宴会場の掲示を見に行ったら、「宝塚歌劇団理事会」というのが書いてあって、へー、理事会なんだ~なんて思ってたんですよ。ここで、決まったんですね。 大昔、生徒理事になった葉山さん、最初の理事会は「座っていただけだった」とかおっしゃってましたが、春日野先生レベルになると、オジサンたちがめちゃくちゃ反対した真矢みき(現・ミキ)写真集を「面白いからやらせてみなさい」なんておっしゃって背中を押して下さったとか。どうか、そういう素敵な存在になってくださいますように。

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キャラメルボックス活動休止!

5月31日、演劇集団キャラメルボックスが活動休止を発表した。 数日前に「ナツヤスミ語辞典」を観劇していた私としては、その楽しさが大きかっただけに、ショックも大きかった。もちろん、キャラメルの舞台を欠かさず観ているなんて、とても言えない、ただの演劇ファンの発言で、劇団ファンの皆様とは、まったくショックの度合いは違うと思う。たとえば、今、宝塚歌劇団が活動休止したら…いやー、たぶん、寝込むわ…劇団は活動休止しても、多田さんや樹里ちゃんはこれからも追っかけると思うし、劇団の作品に出ていない時の彼らの芝居は、また別の味があってすごく好きなんだけど、やっぱり、喪失感は拭えないだろうな…。でも、休止だから。解散じゃないから。 再開を心よりお待ちしています。そして、まだ感想書いていないキャラメルの舞台、優先的に感想を書いていきたいと思います。

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宝塚雪組大劇場公演

久しぶり大劇場に行ってきました。ムラには、半月ぶりなのですが、前回は、ちなつちゃんのDSをWで観たため、大劇場に行く余裕がなかったんですよね。 「ベルサイユのばら」は、まだ美しく咲いていました では、始まったばかりの大劇場公演「壬生義士伝/Music Revolution!」の感想を、恒例により、箇条書きで。 ・ネットの感想は色々あれど、「壬生義士伝」、私は、好き ・まず、ベテランの味の出た場面転換。日本もの作品らしく、セリフと短い音楽でスパッと次の場面に移る間がすごくいい。雪組生のセリフの上手さも相俟って気持ちよく観ることができる。 ・たしかに新選組を舞台にした作品なので、娘役の出番が少ないという残念さはあるが、華やかな場面を冒頭に持ってきたりして、出来る限りの工夫はされていたと思った。 ・そして、男役に関して言えば、適材適所。私にとっては、ベストな配役で、とても楽しかった。特に、永久輝せあの沖田総司は、単品でよし、朝美絢演じる斎藤一とのコンビネーションもよし、良い子すぎず、悪魔すぎず、石田先生、よくぞ…という沖田だった。石田先生は、「誠の群像」でもそうだったんだけど、沖田に、自分達は地獄に落ちるって言わせるのが好きで、「誠の群像」の時は、綾凰華の沖田は地獄に行きそうもなくて、そうなのかな…と思っていたが、永久輝の沖田は、十分地獄に行けるほどのことはしてそうだ。って、褒めてるんですよ、分かりづらいかも…ですが。 ・斎藤役の朝美は、明治時代の警官姿もカッコいいし(悪・即・斬!もやれそ…

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