「ファントム」群舞にニヤリとして。
「ファントム」のフィナーレナンバー、黒燕尾の群舞、めっちゃ、かっこよかったですね中村一徳先生らしいフィナーレナンバーで、群舞だけでなく、燕尾のまま男役・娘役入り乱れた銀橋ナンバーになだれ込み、実に楽しいフィナーレでした。そんな中、皆様、お気づきになられましたか
望海風斗を中心とする、大階段からの男役群舞シーンでは、皆さん、燕尾をこのように持っていたことを。
(パターンA)
そして、男役・女役入り乱れての楽しいナンバーのところでは、彩風咲奈以下、このような持ち方をしていたことを。
(パターンB)
燕尾の持ち方にこの2種類があることは、ご存じの方も多いと思うのですが、ちゃんとそろえた形で、両方を短時間に出してきたのは、初めて観ました。
パターンAは、花組男役がよくやっている持ち方で、男らしくカッコいいですね。ちなみに、蘭寿とむさんの画像を使っております。パターンBは、その他の組の男役多数派。画像は、大空祐飛さんのものを使用しております。こちらは、女性が演じる男役ならではの、美しい手先を堪能できます。
雪組は、花組出身者がスターになることが多く、パターンAをやりたい花組出身者がセンターの時に、揃えてくれることがあるようです。
しかし、花組だけが、この持ち方をする…というのは、いつからなんだろう…と気になりますよね。
これは、1997年花組の黒燕尾場面なのですが、手元をよーく見ると、実はパターンBなのです。ただ、花組生は、他組生に比べて肘の開きが大きいので、一見、もうパターンAが完成…