ハラムスカラム「幻獣」観劇
2018ハラムスカラム第1実験「幻獣」
原案:ハラムスカラム脚本:森悠演出:あきやまかおる
3月に、藤波瞬平が出演する「真説・春琴抄」を観た。その時、ヒロインの春琴を演じていたのが、あきやまかおる。とても声が可愛らしくて、多彩な表現をしてくれる女優、という印象。帰る時にアンケート用紙を受け取ってくれた(スタッフさんが誰も居なかったので…)臨機応変のやさしさ&気づきにも好感が持てて、藤波くんが客演するし…と、いそいそ、異空間に足を運んだ。(以前、「弁当屋の四兄弟」を一緒に観に行ってくれた友人が、同行してくれた。ありがとうございます)
謎の姉妹が住む家。私たち観客は、そこに招待された客人。私たちは、「触れるべからず、話すべからず、抗うべからず」の三つの約束をして、この会場(SUMUZO STUDIO GAIEMMAE)の客席に座った。入口は、1階。チケットはなくて、チケット代を支払った後は、整理番号順に並んで開演を待つ。受付と、並べる係のおねえさんは、なんとなくホーンテッドマンションのおねえさんのような感じ。(イメージ、伝わるかな単なる受付なのに、既におどろおどろしい、禍々しい雰囲気があるんですね…。ニコリともしないし。)時間になり、おねえさんに2階へと案内してもらうと、レースのカーテンの奥に、二人の女性の影が…
彼女たち(あきやまかおる・木村はるか)の存在について、スクリーンにヒントとなる文字列が流れ、そしてパフォーマンスが始まった。彼女たちは、世界と隔絶したこの場所にずっと住んでいて、毎日…