宝塚宙組東京公演「白鷺の城」ほか観劇

宙組公演、大劇場、東宝通して1回しか観劇できなかったため、今回の感想は、ほぼメモ程度のものになってしまいます。申し訳ありません。来年こそ、友の会がお友達になってくれますように ー本朝妖綺譚ー「白鷺の城」 作・演出:大野拓史作曲・編曲:太田健、高橋恵音楽指揮:御崎惠振付:山村友五郎、峰さを理、平澤智殺陣:清家三彦装置:新宮有紀衣装:河底美由紀照明:氷谷信雄音響:実吉英一小道具:松木久尚歌唱指導:KIKO映像:九頭竜ちあき演出助手:生駒怜子舞台進行:庄司哲久 大野先生の日本ものショーは、美しき「あやかし」のものVS陰陽師の時代を超えた、恋と戦いの物語をテーマにしている。その「あやかし」の正体が、「狐」であり、その「狐」の系列が2つに分かれている…というところが、さすが難しいもの好きの大野先生である、と思う。千年の時を生きると言われている九尾の狐。人心を惑わし、それによって世界を変える力を持つ。でも、実は、愛に生きる「あやかし」なのかもしれない。人間は彼女の深い愛に応えられないだけなのかも。この系統を、若きトップ娘役・星風まどかが演じる。もう一つの系統が、安倍晴明の母と言われる「葛の葉」。人間と深く愛し合い、晴明という不世出の陰陽師の母となる。母となったことで、「恋愛」ではない「愛情」を人間に注ぐ存在になる。こちらは、専科の理事・松本悠里が演じる。これに対峙する人間側の人々は、残念ながら寿命の関係で、場面ごとに人が変わる。が、主役の真風涼帆だけは、常に前世の記憶を持ち続けることで、歴史を越えた壮大…

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