「Delight Holiday」感想 その2

その1はこちらです。 平成30年間のヒットソング・メドレーは、圧巻だった。あー、この年に、この曲が流行ったのか…とか、これは、誰かのDSでやったよな…とか、ケロさんの最後のお茶会で歌った曲だった…とか、もう、本当に色々…。平成の30年は、私の宝塚ファンとしての歴史とかぶるので、余計、そう感じたのかも…。最後に全員で歌ったのが、今年の大ヒット曲「U.S.A.」。この曲に関しては、DA PUMPの原振付を忠実に再現していて、あの微妙にダサい振りをタカラジェンヌが踊るというのが、なんともクセになるダンスでした。だって…通常の舞台で、カニ歩きとか、振付にないじゃないですかダンスシーンを引っ張っていたのは、もちろん、公演2番手の鳳月杏だったのだが、彼女のダンスは、見事にDA PUMPのあの振付を宝塚の男役に変換していて、かっこいい部分、可愛い部分、など、自身の魅力をしっかり見せつけてきて、さすが実力派と感心してしまった。一方、トップスターの明日海りおは、ものすごくシンプルに楽しそうにこのダンスを踊っていた。どんなダサい振付でも、楽しそうな明日海が踊っていると、全力で可愛いと思えてしまう。そして、可愛いだけで成立するなんて…と、明日海の円熟ぶりに茫然となった。もう、男役であることなんて、重要じゃなかったんですね、この人には。明日海りおでありさえすれば、それはもう、絶対エースってことなんですね 続いての場面は、トップスター明日海りおの思い出の公演を振り返る場面。この場面が、【A】【B】の2パターンあって、そ…

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