轟悠ディナーショー「Yu, Un jour chantant」鑑賞

宝塚ファンになって30年近くなりましたが、轟理事のDSに参加したことはなく、今回初めての参戦です では、公演に入る前に、お食事の内容から。 まずは、シャンパンで乾杯 セリアルと魚介のサラダ 完熟トマトのクーリとともに 海老や帆立がセリアル…というか、チキンライス風の穀物の上に乗っている…という感じで、変わった食感でしたが、美味でした。 真鯛のポワレ 茸入りクラムチャウダーとともに 真鯛は皮がカリッと焼けていて、身は柔らかく、上品に美味でした。クラムチャウダーも最後までしっかりと味わいました。 牛ロース肉のグリエ 栗と季節野菜のグランメール風カベルネ ソーヴィニヨンのエッセンスを加えたソース Wアントレは、かなり胃に堪える…しかし、完食栗がめっちゃ美味しかったです。もちろん、牛ロースは、実に美味だったし、ナイフがすーっと入っていく柔らかさが見事でした。 レモンのデクリネゾン 酸味が効いていて、めっちゃ爽やか。見事にベツバラに収まりました。 食事と一緒にシャンパン⇒白ワイン⇒赤ワイン⇒コーヒーをいただいて、ショーの前にお腹がポッコリしちゃいましたよ。着ていたワンピースは、ゆうひさんの現役最後のDSの時に、やはり会社帰りに着ていたもので(今回も会社帰り)、あの時は、全然ポッコリじゃなかったことを思うと、自分の残念さに胸が痛かったです… では、簡単ではありますが、楽しかった「Yu, Un jour chantant」について。 轟 悠 ディナーショー「Yu, …

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宝塚花組KAAT公演「蘭陵王」観劇

ロマンス「蘭陵王ー美しすぎる武将ー」 作・演出:木村信司作曲・編曲:長谷川雅大雅楽師・作曲・編曲・録音演奏:東儀秀樹編曲:萩森英明振付:花柳寿楽、麻咲梨乃ファイティング・コーディネーター:渥美博装置:稲生英介衣装:有村淳照明:勝柴次朗音響:秀島正一小道具:市川ふみ歌唱指導:飯田純子所作指導:袁英明演出助手:熊倉飛鳥舞台進行:岡崎舞舞台美術製作:株式会社宝塚舞台録音演奏:宝塚ニューサウンズ制作:井塲睦之制作補:恵見和弘制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社(KAAT神奈川芸術劇場公演) 美しすぎるため、仮面を付けて戦ったという古代の武将、蘭陵王をモデルに、ほぼ全編オリジナルで構成された作品である。まあ、ほとんど「美しすぎる」しか情報がない人のようなので、思い切り創作されまくっていた。 だいたいの物語は、拾いっ子⇒苛められて育つ⇒拾いっ子の事実を知り、家出⇒ひとりの男に養育されるが、同時に性的に愛玩される。ただ本人は、それが何なのか気づいていない⇒村が盗賊に襲われ皆殺しに⇒美しすぎて助かるが、盗賊の愛玩物となる⇒ようやく世の性的な欲の存在に気づく⇒盗賊が捕まり処刑される⇒そこで、王子であることが判明。やっと王族としての教育を受ける⇒武将としてのたぐいまれな才能が開花する⇒戦場でも大活躍⇒皇帝から褒美として20人の側室を賜るが、一人を除いてすべて断る⇒ひとり残った洛妃(らくひ)は、間者と見破って、残したのだった⇒洛妃は、いつか寝首をかくとか言いながら、彼を守り続ける⇒強すぎる王子に、皇太子(…

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宝塚花組舞浜アンフィシアター公演「Delight Holiday」観劇

スペシャルステージ「Delight Holiday」 作・演出:稲葉太地作曲・編曲:太田健、高橋恵振付:御織ゆみ乃、若央りさ、平澤智、AYAKO装置:國包洋子衣装:河底美由紀照明:氷谷信雄音響:山本浩一サウンドプログラマー:上田秀夫映像:西川智彦小道具:今岡美也子歌唱指導:KIKO演出助手:町田菜花、指田珠子舞台進行:香取克英舞台美術製作:株式会社宝塚舞台演奏コーディネート:ダット・ミュージック制作:井塲睦之制作補:恵見和弘制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社 幸せな、こんなに幸せな宝塚の公演が、あるのだろうか… そんな感想を持った。宝塚の公演は、たとえば、市川文化会館の公演であっても、私的には、今回の舞浜と同じような距離感なのだが、こんな風に舞い上がったことはないし、自分が、宝塚ファンという立場でなく、たまたま近所で宝塚の公演があったから来てみたら、どう思うだろう…という視点で舞台を観ていた。なんで、そんな気持ちになったのか、不思議なのだけど…。やっぱり、舞浜アンフィシアターという劇場が、宝塚にとって、初めての場所というよりは、アウェイな場所だということもあるのかな一方、私には、けっこう馴染みのある劇場なので、いつもの宝塚ホームグラウンドの各劇場とは、印象が違ったのかもしれない。そして、そんな視点で観た私は、初めて宝塚を観た時のように、もう一度、タカラヅカに恋をしてしまった…それは、ほんとうに幸せな時間だった 舞浜アンフィシアターは、シルク・ドゥ・ソレイユの常設劇場だったものを、…

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舞浜アンフィシアターへの道(2)

舞浜アンフィシアターで上演されている、花組「Delight Holiday」、会場に向かおうと、自分で紹介したルートを通ると…なんじゃあ、こりゃああああ~  こういう静かな通路だったはずが… 壁にも正面にも、「Delight Holiday!!」の特大ポスターがしかも、床面に、音符マークのついた誘導テープが貼られてます。すごい、こんなに歓迎されいているなんて インフォメーションセンターの前にも、ポスターがあります。(なんか、ここで抽選ができるとか書いてありました。何の抽選あまりにも近すぎて、ギリギリの到着だったため、写真撮るので精一杯でした。すみません…)ここにも、ピンクの音符入り誘導床テープが貼られています。  この出口付近にも…  ポスターが、さりげなく。  この入口付近にも…  わかりやすく、幟が… エスカレーターを昇ると… で、でかいポスターが…  エスカレーターを降りるところも… こんなところにまで。 エスカレーターを降りたら、これですよ そして、劇場前のスロープももちろん… なんか、私のブログなくても、みりお様のポスター辿れば、到着できましたね

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今年も恒例の…

「ネットで宝塚」クリスマスアンケート、今年も始まりました!ヅカ観劇年間62公演(予定)昨年より7公演DOWNです。チケット、取れなかったのよ~もっと観たかったのに そんな私の、宝塚ファン指数は、63でした。(昨年は63だったので、維持…ですね。一昨年は65、その前も65、その前は68、その前は77、その前は77、その前は80、その前は80、その前は67、その前は72、その前が76。まっつフル在団の年まで青くしてみました。)そして、はまり度合いは…年度 18 17 16 15 14 13 12 11 10 09 08 07花組 32(44、38、35、11、17、25、  8、  7、33、62、10)月組 31(31、21、20、25、18、13、13、14、  7、15、67)雪組 18(10、16、20、45、50、26、11、  7、  7、  5、  4)星組 13(12、15、13、10、  6、  7、  9、  5、  9、10、14)宙組   6(  3、10、12、 9、 9、29、59、67、44、  8、  5) 花組と月組が拮抗している…うん、自覚はあります。雪組も今後増えそうな予感。そして宙組が増えて来たのは…うん、なんか、わかるな…今後、さらに各組均等になりそうな予感はあります。

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宝塚花組全国ツアー公演「メランコリック・ジゴロ」ほか観劇

サスペンス・コメディ「メランコリック・ジゴローあぶない相続人ー」 作・演出:正塚晴彦作曲・編曲:高橋城編曲:高橋恵振付:尚すみれ装置:大橋泰弘衣装:任田幾英照明:嶋田友紀子音響:大坪正仁小道具:加藤侑子演出助手:栗田優香衣装補:加藤真美舞台進行:日笠山秀観 柚香光と水美舞斗…同期生の二人が中心となって回していく舞台、ということで、バディものの作品が選ばれたんだろうな…と思った。2番手スターが主演する全国ツアー公演、最近はそれほど珍しくないが、そのほとんどは、トップ娘役がヒロインを演じている。それができない場合は、公演2番手の男役が事実上の相手役を務めるべき…ということなのだろう。 で…その演目が「メランコリック・ジゴロ」なのか…。私が観劇したのは、横浜公演。スタートの地だ。そして、若手の吸収力はすごい。自信のついた若者は大化けする。だから、千秋楽には、まったく違う感想が出ていてもおかしくないと思いつつ、私の観た、横浜の「メランコリック・ジゴロ」感想を書かせていただこうと思う。あくまでも、横浜時点での感想として。 私は、観ていないのだが、某女子大のミュージカルサークルの今年の学園祭の上演作品が「メランコリック・ジゴロ」だったらしい。このサークルの公演が、実際の宝塚の公演と時期が被るというのは、すごく珍しいと思うのだが、若手中心の今回の公演を観た時の第一印象は、「文化祭…」だった。若さとわちゃわちゃ感に溢れていて、ふと青春時代を思い返してしまう…思えば、初演以来「メランコリック・ジゴロ」は、大…

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「ボヘミアン・ラプソディー」

だいぶ昔に…と、調べてみたら、なんと、13年前の2005年のことだったが、クイーンのヒット曲だけで構成されたミュージカル、「We Will Rock You」を観劇した。しかも、リピーターチケットで、リピートもしていたらしい。その公演を2回とも一緒に観た友人と、今回の映画も一緒に観た。その友人の方が、クイーン愛は深いと思うが、私も小学校6年生の頃からクイーンの楽曲には親しんでいるので、まあ、それなりに細く長いクイーンファンだと自覚している。ちなみに、その公演は、新宿コマ劇場で上演されていて、なにしろタイトルが「We Will Rock You」だけに、観客が足を踏み鳴らすような場面があった。そのため、地下のシアターアプルに芝居をかけていた、キャラメルボックスさんがえらく迷惑した…という出来事があったらしい。当時の私のブログには、そんなことが書いてあった。新宿コマ劇場は、その3年後に取り壊されてしまったので、おそらく、老朽化ということもあったのだろう。 で、ここからが、歴史の面白いところなのだが、「We Will Rock You」というミュージカルは、近未来の地球が舞台になっている。グローバル・ソフト社に支配された世界では、インターネットを通じて配信される毒気のないコンピュータ音楽しか存在しない。楽器を持つことは法律で禁じられ、ロックは歴史ごと封印されていた。そんな世界にも自由な音楽を愛するボヘミアンたちが、出現する…というような話なのだが、この、「毒気のないコンピュータ音楽しか存在しない」世界…

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雪組振り分け発表

「ファントム」終了後の、雪組別箱公演の振り分けが発表されました。 まず、トップコンビが主演する、東急シアターオーブ公演「20世紀号に乗って」の出演メンバーは… (雪組) 望海 風斗、沙月 愛奈、千風 カレン、透真 かずき、彩凪 翔、真那 春人、彩風 咲奈、久城 あす、杏野 このみ、朝美 絢、桜路 薫、天月 翼、橘 幸、朝月 希和、真地 佑果、華蓮 エミリ、沙羅 アンナ、真彩 希帆、諏訪 さき、野々花 ひまり、羽織 夕夏、眞ノ宮 るい、星加 梨杏、縣 千、優美 せりな、麻斗 海伶、美華 もなみ、望月 篤乃、朝澄 希、稀羽 りんと、花束 ゆめ、愛羽 あやね、天咲 礼愛、聖海 由侑 (専科) 京 三紗 専科の京さんのご出演で、ますます楽しい作品になりそうですね。裏公演がひとこちゃんのバウなので、上級生男役がガッツリ揃っていて、海外ミュージカルなのに、ちゃんと役があるかしらと、変な心配もしてしまうくらい豪華。1回くらい、観られるかなぁ… 一方、ひとこちゃん初主演のバウ「PR×PRince」は… (雪組) 舞咲 りん、奏乃 はると、早花 まこ、笙乃 茅桜、煌羽 レオ、愛 すみれ、白峰 ゆり、妃華 ゆきの、永久輝 せあ、叶 ゆうり、綾 凰華、星南 のぞみ、鳳華 はるな、彩 みちる、希良々 うみ、ゆめ 真音、汐聖 風美、琴羽 りり、日和 春磨、彩海 せら、有栖 妃華、真友月 れあ、一禾 あお、潤 花、涼花 美雨、琥白 れいら、壮海 はるま、莉奈 くるみ、千早 真央、蒼波 黎也 彩みちるちゃんは、こっ…

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「善悪の彼岸」観劇

ワンツーワークス #26「善悪の彼岸」 作・演出:古城十忍 美術:礒田ヒロシ照明:榊美香、磯野眞也音響:黒澤靖博舞台監督:尾崎裕衣装:友好まり子、遠藤しづか小道具:原田佳世子、高津装飾美術(株)鈴木拓郎演出助手:鈴木杏奈舞監助手:小山広寿、成生隆倫大道具:イトウ舞台工房 伊藤幸夫運搬:加藤運輸 助成:文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)制作協力:田窪桜子ドラマトゥルグ:富貴純子制作:藤川けい子製作:(株)オフィス ワン・ツー 主人公は、刑務官の霧島永人(堅山隼太)。彼は、半年ほど前に、未決囚の担当から、死刑囚の担当に替わった。死刑囚が収監されている拘置所で、死刑は執行される。当然、死刑囚を担当する刑務官は、執行を担当しなければならない。霧島も、看守長・伽藍(松田洋治)の推薦を受け、その日を迎えることとなった。もちろん、任命の前に、処遇部長の志行(奥村洋治)から、禅問答のような質問を受け、無事執行を担当できるかテストをされたのだが、死刑囚・久慈久志(気田睦)が、最後に無実を切々と訴えはじめたので、ボタンを押せなかった。が、死刑は執行された。ということで、霧島のところにあったのがカラボタンだったことがわかってしまった。彼はコテンパンに罵倒される。死刑執行(死刑囚の足元の床が開くボタンを三人の刑務官が同時に押すことで、死刑囚を空中に吊り下げる。3つのボタンのうち、実際に繋がっているのはひとつで、そのことが刑務官の心理的負担を軽減するらしい)の現実に、霧島は、大きな疑問を抱いてしまう…

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「右まわりのおとこ」

「右まわりのおとこ」 構成・上演台本・演出:芳賀薫振付・演出:近藤良平 出演:千葉雅子、矢崎広、近藤良平 美術:u-rec-a照明:杉本公亮音響:遠藤宏志衣裳:中西瑞美舞台監督:筒井昭善 稽古アシスタント:大西彩瑛舞台監督助手:竹内万奈、シロサキユウジ 照明操作:長安理恵音響操作:塚原康裕、大川廉造ワードローブ:柿野あや 協力:ザズウ、トライストーンエンタテイメント 広報:室谷真紀票券:小林良子制作進行:太田郁子プロデューサー:根本晴美、西原栄 宣伝美術/パンフレットデザイン:小見大輔イラストレーション:いぬんこ稽古場写真:二石友希 主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)/豊島区企画制作:あうるすぽっと ロックスター有限会社助成:平成30年度文化庁文化芸術発進拠点形成事業(豊島区国際アート・カルチャーとし推進事業) ようやく千秋楽に行くことができまして…行けて本当によかったです。 あうるすぽっとの客席に入ると、そこには誰もいなくて、いつもは舞台になっている場所が、囲われている。そこまで上がって、舞台上にぐるりとパイプ椅子の客席があるので、自分の席に着く。既にめちゃくちゃ面白い。これ、あうるすぽっとでやる必要あった単にもっと狭いスタジオ的なところでやればいいんじゃ(たぶん、助成金ありきだな…) 開演アナウンスは、近藤さんの軽快・リズミカルな調子で。バックにピアノ演奏が入っていて、「サラリーマンNEO」をご存じの方なのか、くすくす笑っていた方も 「右まわりのお…

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