宝塚花組大劇場公演

花組大劇場公演を観劇。感想は、箇条書き形式で。 ・大劇場の花。こちらは、「MESSIAH」のイメージなのか、「BEAUTIFUL GARDEN」なのか、それとも両方なのか、ちょっと不明。でも、「BEAUTIFUL GARDEN」の副題、百花繚乱というには、少し花が少ないかな ・こちらは、先日新しくなった緞帳。提供は株式会社加美乃素本舗。この絵柄がとても美しくて…こちらの方が、「BEAUTIFUL GARDEN」な感じがしました ・公演は、天草四郎を主人公とした、原田先生のオリジナルのお芝居「MESSIAH」と、野口先生のショー「BEAUTIFUL GARDEN」。明日海りおを中心とする花組が全力で取り組んでいて、清々しかった。 ・まず、お芝居の「MESSIAH」。私は、原田作品を良いと思ったことがなくて…それは、なにより、原田先生の作品がご都合主義に貫かれているから。石田先生に言いたいのだけど、シェイクスピアや大デュマじゃなく、こういう作品がご都合主義なので、もう少し原田作品を研究してほしい。(わからない方はバウホール公演を観るとわかるハズ) ・とはいえ、今回の「MESSIAH」は、ご都合主義もさることながら、登場人物のキャラクターの描かれ方が、いつにも増して、どれも中途半端なのが一番気になった。 ・まず、主人公の天草四郎(明日海りお)。もとは、倭寇の頭目、夜叉王丸。時化に遭って天草の大矢野島に漂着した。村の人々に助けられ、増田甚兵衛の家に住まわせてもらうことになるのだが、口も利かず、…

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