差別の世界

裏口入学という、異例の贈賄容疑で捜索を受けている東京医科大学。捜査の過程で、とんでもないことが発覚した。なんと、受験生のうち、女子の点数を操作して得点を下げ、入学する女子学生の人数をコントロールしていたというのだ。女子の入学者を全体の3割程度に抑えるために。女性は、結婚・出産で離職することが多いので、女性医師の割合を増やさないように、こうしたコントロールを続けていたらしい。 えーと、正直、どこから突っ込んでいいかわからない。 女性医師の数を増やさないために、なんで大学の入試の時点で、こっそり女子だけ減点するのか。普通に成績順に入学させると、東京医科大学は、女子大レベルになってしまうのか。さらに、医師の国家試験もまた、女子の合格者が多くなることが予想できてしまうのか。それほど、実は、女子学生の方が優秀なのか。 もし、大学の施設的に、急激に増える女子学生に対応できない(トイレなどが)のであれば、正直にその旨を公表し、施設が整うまで、暫定的に男子学生と女子学生を別々に募集し、〇年間は男女比をこのようにしていく…みたいにすればいい。女子高、男子高から共学に変える時など、よく、こんなシステムを見る。知っていれば、あえて、東京医科大学の受験を避ける受験生もいたはずだ。受験料は取るくせに合格させる気がない…とか、詐欺としか言いようがない。 また、この件が明らかになってから、現職の医師から、女性医師が増えると困る…みたいな意見も聞かれる。医療の現場は厳しいので、24時間戦えない女性医師はいらないみたいな意…

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