「坂東玉三郎 越路吹雪を歌う『愛の讃歌』」

「坂東玉三郎 越路吹雪を歌う『愛の讃歌』」 構成・演出:小林香音楽監督:三枝伸太郎照明:高見和義(クリエイティブ・アートスィンク)音響:牧野恵司(デルタ音響)美術:野村真紀(東宝舞台)衣装:中村秋美舞台監督:八木清市(ニケステージワークス) <オーケストラ>ピアノ・指揮:三枝伸太郎ドラムス:今井義頼ベース:川本悠自ギター:田中庸介ヴァイオリン:会田桃子、吉田篤貴、地行美穂、村松宏樹、向山有輝ヴィオラ:三品芽生チェロ:島津由美パーカッション:相川瞳アコーディオン:佐藤芳明トランペット:武田恒夫、菊池成浩トロンボーン:三塚知貴アルトサックス:白石幸司テナーサックス:川村裕司ハープ:SANAE 東京・NHKホールでは、たった一回きりのステージ。ゆうひさんの出演も一回きり。万難を排して行ってまいりました なのですが、なんせ一回きりのステージなので、ゆうひさんを観ているだけで、あとは吹っ飛びまして…今回は、ゆうひさんを中心にお伝えすることをお許しください。 楽曲は、プログラム記載のセットリストをもとに記載しております。 舞台はとてもシンプル。左右にオーケストラを配して小ステージを置き、そこから階段で5~6段で本舞台という感じ。背景がシンプルながらとても綺麗なセットで、照明によって雰囲気が変わる。 まずは、キラキラのスーツに身を包んだ、坂東玉三郎様が登場し、『バラ色の人生』を歌う。今回の舞台、越路吹雪さんが長年歌ってきた楽曲をメインに構成されているが、一部、越路さんの歌っていない曲も入っている。…

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そういえばラスパ

月城かなと主演の「THE LAST PARTY~フィッツジェラルド最後の一日~」のポスター画像が公式HPに掲出された。14年経っても、ラスパ…といえば、このイメージなのね。 ということで、みっつのラスパ、三人のスコットを比べてみたい。 大和悠河のスコット。美しい。指先のラインがセクシーですね。 大空祐飛のスコット。捩った身体のラインから、うらぶれた雰囲気が…。 そして、月城かなとのスコット。赤い薔薇は、タニちゃんと一緒。(ゆうひさんは、グラスに白い薔薇。舞台では赤い薔薇でしたが。)そしてグラスを持っているのはゆうひさんと一緒。 さて、三人目のスコットはどんなパーティーを開催してくれるのか…心穏やかに…は無理かもですが…期待しております。

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宝塚宙組大劇場公演

宙組大劇場公演を観劇してきました ロビー内の花飾り。赤い生地は、お芝居「天は赤い河のほとり」のポスターの衣装と同じような柄に見える。 実は、私は、原作を全く読んだことがなくて…。ついて行けるだろうか…と心配していたが、普通に宝塚歌劇として楽しめた。東宝は「王家の紋章」をやり、宝塚は「天は赤い河…」をやるのね!どちらも成功してよかった ほとんど半裸状態の登場人物も、宝塚版らしく処理されていて、この方法なら、私のイチオシ作品「夢みる惑星」もイケるんじゃないかしら 休憩時間にはこちらの赤いカクテルを。 一方、ショーは、初演から知っている「シトラスの風」。岡田先生のショーは、再演場面がひとつのコンセプトになっている。これは、名作のお芝居が再演されるのに、ショーはいつも新作というのが納得できなかった30数年前の岡田先生の「勝手にMY名シーン再演」という、ある意味、ひとつのレジスタンス活動。 そのような努力の結果、「シトラスの風」は、初演以来、II、III、そして今回のSunrise…と順調に再演を重ねている。でも、先生の「勝手にMY名シーン再演」は止まらない。おそらく岡田先生の中では、プロローグとフィナーレが“作品のキモ”で、それ以外の部分は、スターによって入れ替え自由なコンテンツになっているんじゃないだろうか。そういう作り方も、ショー作品のひとつの在り方かもしれない。統一のテーマに沿って全シーンが創られるというのも、もちろん、あるけれども。 今回の新シーンは、ミスター・ボージャングル…

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「Senhor CRUZEIRO!」主な配役発表

マイティの初主演バウ「Senhor CRUZEIRO!」の主な配役が発表された。 クルゼイロ… 水美 舞斗 ロベルト… 冴月 瑠那 フロールプレータ… 白姫 あかり カルロス… 舞月 なぎさ ルアブランカ… 華雅 りりか サンドラ… 新菜 かほ ミゲル… 千幸 あき ビアンカ… 城妃 美伶 アントニオ… 綺城 ひか理 ルイス… 碧宮 るか アクルックス… 飛龍 つかさ フランシスカ… 若草 萌香 エマ… 凛乃 しづか ソニア… 糸月 雪羽 ガルックス… 聖乃 あすか ミモザ… 一之瀬 航季 セシリア… 咲乃 深音 パリダ… 翼 杏寿 バルバラ… 舞空 瞳 リタ… 朝葉 ことの ストーリーショーとなる第一幕の配役かな。ラテン系の名前が羅列されているだけで、テンションが上がります。 ステキな作品になりますように。

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伝統ってなんだろう

大空ゆうひさんは、相撲女子らしいが、私は、まったく相撲には興味がない。日馬富士の暴行事件からの引退、貴乃花親方の乱、そして昨今の緊急事態での女子土俵入り話…全部、へぇ~くらいの情報しか持ち合わせていなかった。 しかし、向こうから話が寄って来たのなら、語らざるを得ないじゃないか。 そう、この件に関して、 歌舞伎や宝塚を引き合いに出して、これは、男女差別ではない、と言い出した方がいた 宝塚市長(女性)が、大相撲宝塚巡業の際、土俵上で挨拶したいと言ったら、相撲協会から断られた ということがあり、私のテリトリーに向こうが踏み込んで来たのだ。 宝塚は、私のテリトリー。なので、今度は、私も考えてみたい。 そもそも、「土俵は聖域だから、女は上がれない」という発想と、宝塚や歌舞伎は、別次元の話だ。 「土俵」を「舞台」と置き換えてみればすぐわかる。 宝塚歌劇の出演者は、女性だけだ。宝塚は劇団として、出演者を女性に絞って採用しているが、そういう劇団はプロ・アマ含めて数多くあると思う。Studio Lifeもそのひとつだ。劇団だけなく、出演者を片方の性別に限定して上演する演劇もある。蜷川さんのオールメイル・シェイクスピアシリーズなんか、典型的な例だろう。 しかし、それは、演劇的な効果(効果の種類は、それぞれある)を期待しての話で、舞台に男性が上がってはいけないという意味ではない。舞台上には、裏方さんというのがいて、大道具の出し入れやスモークなどの効果を担当している。その人達は、公演中、客席から見えな…

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赤穂城

宝塚のついでに…というにはちと遠かったですが、赤穂城に行ってきました。 こちら、大手門前。赤穂城の主な構築物は、昭和30年に再建されたものとのこと。それ以前は、大石神社の境内になっていたのだとか。元禄赤穂事件の後も改易で違う殿様が治めていたのに、大石内蔵助の屋敷跡と、大石神社だけは残っていたのね…さすが忠臣の鏡 そんな赤穂城には、満開の桜が 城と桜と青空…これほど似合う景色があるだろうか(満開の桜を見て、桜咲き誇る姫路城に行くというのもありだったかも…と一瞬思ってしまったことは、ナイショです。ま、たぶん、あっちはめちゃくちゃ混んでいたと思うし、なにより、スタンプはもらっちゃったので、赤穂城でよかったんですけど。) 赤穂城は、山鹿素行の助言により、本格的な築城をされているのだが、1648年という、江戸幕府が開闢して50年近く経った時代に築城許可が下りた、とても珍しいお城。藩祖の浅野長直が築城マニアだったという説もあるらしい。 こちらは、大石内蔵助邸長屋門の先にある公園桜がこれでもかというくらい植わっている。桜=潔く散る=赤穂義士みたいなイメージがあるから、ここに桜が咲いているのが、すごくしっくりくる。 その向かい側にあるのが、こちらの大石神社。超立派な鳥居。その向こうにある「義」とか書いてあるあの文字は、東郷平八郎の書だとか。立派過ぎて読めなかった…鳥居の影にある、反対側の文字は「忠魂」だった。 最も似合うだろう絵柄を作ってみた桜と大石神社の鳥居のコラボ。まさに忠義に散った大石…みたい…

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宝塚の桜

桜の季節にちょうどムラを訪れるというのは、関東人にはなかなか難しい。観劇スケジュールは2ヶ月くらい前に決まるし、桜前線は、天候に大きく左右される。今年は、うまい具合に満開の時期に訪れることができた。 花の道は、満開の桜。 「花乃みち」のモニュメントのあたり。ちょうど大劇場に向かう人たちの後ろ姿も、なんとなくうきうきしているような。 桜と椿のコラボ。 大劇場到着。おりしも、トップコンビのお披露目公演中。行ってきます

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