池谷のぶえ「贋作 女優」発売記念イベント

「円生と志ん生」上演の前後、ネットで共演者について調べていた時に、池谷さんのエッセイがすごく面白いことを知った。(現在は、“えんぶ”上にて身の上相談を連載中。) そんな池谷さんの出版記念イベントがあると知り、即申し込んでみた。 会場への到着が少々遅くなってしまったため、逆に近い席しか残っていなくて、特等席で池谷さんを見つめることになりました なんと、獅子舞姿で登場され、大いに盛り上がる中、獅子面を外すと、中はヒゲとモジャモジャ頭とサングラス。そんな姿で、鈴木雅之の歌でグルーヴする池谷さん。なんか、これ、どういう風に進んでいくんだろう…と、ハテナマークが飛び交う中、テンポよくイベントは進んでいった。まず、今回出版された「贋作 女優」の一部を朗読。さすがに引き込まれる。それは、大学を卒業した頃の池谷さんの物語。彼女は、大学の演劇部の後輩に誘われて、彼の劇団の旗揚げ公演に参加する。そして、10年間所属することになった劇団(猫ニャー)の主宰、ブルー&スカイさんが登場し、二人のゆるいトーク。大学時代(東洋大学)の話から、本に書かれた池谷さんの人生の話、そして劇団時代の話など、とりとめもなく、ゆるく、でも温かい会話が繰り広げられた。そして、ほっこりして客席が温まったところで、自作自演の一人芝居へ。 なかなかSFチックな一人芝居で、ここで、あまり面白くない芝居を見た現在の池谷さんが、そこに出演していたアンサンブルの女優、ゆうこさんと一緒に劇場近くのお店に入って、あれこれと話す芝居と、やたら大御所的な雰囲…

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