宝塚花組大劇場公演

花組大劇場公演を観てきました。 私はマーガレット派だったので、「ベルサイユのばら」は連載途中からリアルタイムで読んでいたが、「ポーの一族」は単行本になったものを友人に見せてもらったのが出合いだったと思う。 作品への思い入れとしては、ベルばら>ポー。しかも、ベルばらが、植田先生によって、そうとうヤバいアレンジをされても、怒りつつ観に行っているので、私は小池先生のポーをなんなく受け入れるだろうな…とは思っていた。 そんな私の言う事なので、「原作・命」の方にまで通用するかどうか、はなはだ疑問ではありますが、 「ポーの一族」、三次元で完全再現 と思った。一度しか観て見ないので、深いところまでは全然わかっていないものの、マンガの通りの登場人物が、普通に舞台にいることに、ただただ瞠目していたら終わっていた感じ。 そして、みんな、本当に美しかった。それが演劇である以上、「再現率」より「演技内容」の方が重要ではある。でも、宝塚の人は、それでも再現率に手を抜かない。その本気度の高さに圧倒された。その上、演技も確かなんだから、控えめに言って最高ということになる。 そんなわけで、一幕終了後に、さっそくカクテルをいただき、こんなものでは酔わない私でしたが、ちゃんと作品には酔いました フィナーレは、エドガーが少年ということもあって、これまでの「エリザベート」のような上演作品と一体化したカタルシスを感じることはなかったかな。エドガーは大勢の女性に囲まれて踊るとか、無理だもんね…

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