宝塚歌劇雪組東京公演「ひかりふる路」観劇

ミュージカル「ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」 作・演出:生田大和作曲:フランク・ワイルドホーン音楽監督・編曲:太田健音楽指揮:西野淳振付:御織ゆみ乃、桜木涼介殺陣:栗原直樹装置:二村周作衣装:有村淳照明:笠原俊幸音響:大坪正仁小道具:太田遼歌唱指導:斉藤かおる演出助手:指田珠子衣装補:加藤真美舞台進行:庄司哲久 大劇場公演を観た時は、頭が沸騰して、あまりドラマを観ていなかったので、なるべく冷静に観ようと思いながらの観劇となった。その結果、東京では、ちゃんとトップコンビの物語も脳内に入って来たし、全体の構成も理解できた。なので、あらためて、この作品について考えてみたい。 まず、大劇場公演の時、特に気になってたオープニングの「国王処刑に全く関わらない“革命家”のリーダー」という点については、これを考えると脳が沸騰するので、ひたすら何も考えないようにしていたため、新たな意見は生じていない。現在も、ドラマの構成上としても、歴史ネタとしても、ここは、違うんじゃないかな…と思っている。 良かったと思ったところは、トップコンビの芝居が、普通の恋愛を超越していて、最初から、愛と憎しみと許しと祈り…すべての感情をぶつけ合っていたところ。、ヒロインが添え物ではなく生きた人間として主役の人生に影響を与える物語、というのは、宝塚では珍しくて、その辺は、生田先生の若い感覚が、新しい歌劇を創造しているな~と思った。ただ、感情をぶつけ合うトップコンビ…という意味では、経験値の低い真彩希帆に、難…

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