劇団メリーゴーランド「Tri‐anGle」観劇
ミュージカル・プレイ「Tri‐anGle(トライアングル)」
脚本・演出:平野華子、俵ゆり作曲:内海治夫
劇団メリーゴーランド史上初めての男子3人芝居。しかも、大人メリゴである。(大人メリゴとは、小学生でも楽しめる劇団メリーゴーランド本公演と違って、一応オトナしか分からないネタも含んだドラマという定義だろうと思う。媚薬とか出てくるみたいな…。)男三人の三角関係と、勝手に妄想して神楽坂を訪れたが、一筋縄ではいかないのが、大人メリゴなのだった。
ここ神楽坂TheGLEEは、演劇空間というよりは、ライブホール。なので、使われないピアノが舞台にデーンと置かれたままになっている。(このピアノは、舞台装置的に使うことは構わないようだ。上着を置いたり、寄りかかったりする程度は。)出ハケの動線も、客席センター通路のみ。当然、ワンシチュエーションの作品しか作れない。で、これは私の私見だが、制約があればあるほど、平野さんの脚本は冴えわたるような気がする。そして、脚本の平野さん、実は、華波蒼として、主演もしている。過去のメリゴ公演では、自分が演じるゆえに、カッコよすぎるヒーローを書くのはちょっと…みたいな照れがあったのではないかな。でも、今回は、男子3人芝居なので、出演しない主宰の俵ゆりさんが、脚本の補筆をしている。
ということは、世紀の二枚目、華波蒼が見られる
なーんてことはなく、いつも以上の悲劇が、スタア(華波さんの愛称)の上に降りかかってくるのだった。さすが、主宰
さて、タイトル、「トライアングル」と…