リーディングドラマ「わが愛の譜」
リーディングドラマ「わが愛の譜(うた)~滝廉太郎物語~」
原作:郷原宏上演台本・演出:菅原道則照明:阿部典夫(A Projekt)衣裳:村上まさあき(東京衣裳)制作:佐野仁志プロデューサー:岡本多鶴主催・製作:アーティストジャパン
かの有名な滝廉太郎の短い人生をその音楽で綴ったリーディングドラマ。大阪・東京各1回しか上演しない…という、もったいないステージに行ってきました。
最近流行りのリーディングドラマ。出演者は4人。登場人物は19人。主演の松村湧太は、滝廉太郎を演じるのみなので、3人で18人…一人6役計算…役ごとに衣裳を変えるわけではないので、ナレーションも付けて、今、誰を演じているのか分かるように演じられている。また、ステージ上にいくつも椅子が置いてあって、場面ごとに出演者がその椅子に座り、台本を読んで、ハケる…みたいな形で進行していく。廉太郎役の松村だけは、センターのピアノ椅子に座って芝居することも多かった。舞台のセンターにピアノが置いてあるだけのシンプルなセットなので、椅子の配置が難しかったのかな。(ピアノをたとえば下手に設置して、椅子を上手に設置してしまうと、下手側には常に松村がいて、他の三人が上手側固定になってしまう。観客サービスという意味で、ピアノをセンターに配置し、椅子を上下に置いて、出演者が上手にも下手にも登場できるようにした…ということかと理解しました)ドラマは、滝廉太郎が16歳で東京音楽学校(現・東京藝術大学)に入学したところから始まり、23歳で夭折するまでの短い人生…