昨日と今日

トップスターの退団は、東京がラストステージになるのが普通だから、トップスターが退団する日に私がムラにいることは、まあほとんどない。今回、諸般の事情により、ムラで過ごすことになり、しかもタカホに宿泊することに。 西館エレベーター前にトップスターの写真パネルがあって、チェックインした時は、まだまぁくんの写真だったので記念に撮影してみた。 今朝、チェックアウトの時に見たら、もう変わってました。これ、真夜中に作業してるのかな…。 そして、宝塚駅前の泉州池田銀行も、今日から… なんか…跡形もなく…なんだね、いろいろと…。ムラは、劇的な街なんだな~と、あらためて思いました。

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篠山城

JR宝塚線の終点、篠山口(ささやまぐち)からバスで15分ほどの場所にある篠山城(ささやまじょう)、いつかは行こうと思っているうちに、3年も経過していた。今回、大劇場公演が高騰していたので、思い切って城めぐりをしてみた。  篠山城は、慶長14(1609)年に、大坂城包囲を目的として徳川家康が築城した天下普請の城。大坂夏の陣以降は、譜代大名の治める城になったとのこと。 写真は、鉄門(くろがねもん)の跡。この先にあるのが、大書院(おおしょいん)。1944年に焼失したが、2000年に寄附等によって再建された。 中はかなり広くて、けっこう長い時間楽しめた。入館料は400円。近隣施設4館に入れるセット券600円がお得かも。  大坂夏の陣前に突貫工事的に造られたため、天守台はあったが、天守閣は築かれなかった。江戸時代になると、当然、天守閣は不要のものとなるので、そのままこんにちまで天守台が残されている。 ということで、天守台に行ってみる。 私、実は、すごい雨女。しかし、城に行くと、いつも、晴れてくるような…バスの中で振り出した雨は、大書院に入る頃には、けっこうな降りになっていた。しかし、大書院を出た時には、雨が止んでいた 何故だろう私と城の相性がいいのかしら ここまでくると、もう晴れているとしか思えないけど、雨が降っていた証拠に、足元は水たまりになっておりました… 篠山城の施設で、後世まで残った建物は先ほどの大書院だけ。建物の再建は、立体的な設計図がないとできない、ということを山形城で学んだが…

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宙組別箱公演主な配役発表!

新生宙組スタート公演、それぞれの主な配役が発表されました。 まずは、新トップコンビが出演する『WEST SIDE STORY』の配役。 トニー… 真風 涼帆 マリア… 星風 まどか ベルナルド… 芹香 斗亜 ~*~*~*~ドク… 英真 なおき シュランク… 寿 つかさ ロザリア… 花音 舞 ヴェルマ… 綾瀬 あきな クラプキ巡査… 松風 輝 ビッグディール… 星吹 彩翔 チノ… 蒼羽 りく グラツィエーラ… 結乃 かなり ディーゼル… 風馬 翔 ペペ… 美月 悠 エステーラ… 愛咲 まりあ スノウボーイ… 春瀬 央季 リフ… 桜木 みなと インディオ… 実羚 淳 アニータ… 和希 そら コンスエーロ… 瀬戸花 まり ベイビージョン… 秋音 光 アンクシャス… 秋奈 るい テレシータ… 小春乃 さよ グラッドハンド… 穂稀 せり アクション… 瑠風 輝 エイラブ… 潤奈 すばるフランシスカ… 水音 志保 エニボディーズ… 夢白 あや  シャークスの男… 希峰 かなた、愛海 ひかる、琥南 まこと、真名瀬 みら、風色 日向    ジェッツの男… 優希 しおん、鷹翔 千空、碧咲 伊織   ジェッツの女… 雪乃 かさり、夢風 咲也花、栞菜 ひまり、有愛 きい  シャークスの女… 花宮 沙羅 憶えているより、名前のあるキャストが多いので、微妙に違っているかもしれませんが、ジェット団とシャーク団と大人の3チームに色分けしておきます。トニーは、ジェット団に所属しているわけではない(卒業したつもり)のですが、…

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宝塚友の会チケット規約改定

一部で、「友とは思えない」「カモの会」などと揶揄されている「宝塚友の会」の会員チケットに関する規約が、またまた変更されることになった。 今回の主な改変は、プリント@ホームの廃止スタシアの付いたクレカなら、カードで入場可(入場時に、座席番号の印刷された紙でも出力されるのかな)SS席は当日発券(カード入場も可)抽選期間内の抽選申込内容変更OKへ会員以外のオンラインチケット先行販売の終了というところだろうか。 プリント@ホームの廃止は、一度も使用したことがなかったので、なんとも言えない。最近、公共施設などでは、QRコードをかざして入場するシステムが多いが、プリントに拘ったところが敗因かな。最近、家にPC持っている人とか、プリンタまで持っている人とか、減っているそうだし。 クレカで入場可というのは、便利なシステムだと思うが、私は次のカードへの切り替えが2021年らしい。早期交換をお願いすべきか、悩むところだ。 SS席の発券タイミングの変更は、昨今の高額転売に対応したものと思われる。まあたしかに、ひどい高額になるのは、SS席が中心なので、これは現実的な対応だと思う。何も対応しないのもよくないし、かといって入場者すべての身分証明なんて、キャパ2500の大劇場では非現実的。(この措置によって、SS以外の席も高騰したら、データを取ってSS席の範囲を変更すればいいと思う。) 抽選期間内の申込変更は、本当に助かる。私、わりと忘れないように早めにエントリーしてしまうので、後からしまったーと思うことが多かったの…

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ケロさんの事務所

昨年から本格的に芸能活動を再開したケロさんこと、汐美真帆さんが、マネジメント事務所に所属することになった。 年末には主演舞台もあるし、来年のお仕事も色々決まっているみたいだし、朗報。さらによいお仕事をされますよう、期待しています。 株式会社MKII(エム・ケイ・ツー) 先月「ペコロスの母に会いに行く」で競演した藤田弓子さんが所属しているところなんですね。 なにげに、スタジオライフの前田さんも一緒だ

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映画「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」

パルコが仕掛けた映画×演劇×小説のコラボ企画が「ネリー・アルカン」だ。(ディスカバー・ネリー・アルカン、略してDNAという企画らしい。)私は寡聞にして知らなかったが、カナダに36歳の若さで縊死した女性作家がいた。その筆名がネリー・アルカン。1973年に生まれた彼女は、元高級娼婦。その経験をもとに書いた半自伝的な小説「ピュタン」で2001年に文壇デビュー、一躍時の人となった。その経歴や、彼女自身の美貌もあって、小説というよりは、ネリー・アルカン自身が注目され、話題になることが多く、肝心の小説は、デビュー作以上のヒットに恵まれないまま、8年後の2009年、自宅アパートで縊死した。 松雪泰子や霧矢大夢が出演する舞台「この熱き私の激情」は、ネリー・アルカンをテーマにした舞台だが、その上演と同じ時期に、この映画の上映、そして、デビュー作「ピュタン」の発売…パルコ、やるなぁ…「この熱き私の激情」のチケットを購入すると、映画のチケットがついてきたので、ラッキーとばかりに、恵比寿ガーデンシネマまで行ってきました恵比寿ガーデンプレイスには何度も行ったことがあるが、映画は初めて。コンパクトだけど見やすく、落ち着く劇場だった。 さて、映画の中身ですが…ヒロインのネリー・アルカン(ミレーヌ・マッケイ)は、幼い頃から異性への興味が強かったが、あまりモテるタイプではなかった。ただ、妄想力がハンパなかったのは間違いなく、経験と想像を駆使して小説家への道を歩み出す。映画は、化粧っけなく、いつもパンツスタイルで髪をひっつめてい…

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落語に行ってきました!

落語の会、またまたお誘いをいただき、行ってきました。 「第十回 古今亭文菊 SHINGO十番勝負」 古今亭文菊師匠(本名が“しんご”とのこと)が、大先輩の胸を借りて十番の落語会をやる…という会の十回目。つまり、ファイナル(その昔、「新吾十番勝負」という時代劇があり、それにかけたタイトルだそうです。) 今回は、いつものエコー劇場ではなく、紀伊國屋ホールでの開催しかも満席ゲストは、人間国宝、柳家小三治師匠 まず、前座の金原亭駒六さんが、「手紙無筆」を。今回は上演時間の関係で、18:30開演といいつつ、前座の開始は18:20。情報を知らないお客さんがゾロゾロ入ってくる中、噺を続ける…というのは、厳しい状況だったと思うが、動揺することなく聴かせてくれた。 無筆というのは、読み書きができない人のことで、職人の八五郎は、無筆だった。ある日、伯父から手紙が届いたので、「学がある」と吹聴していた職人仲間の通称“兄貴”に読んでもらおうと訪れる。しかし、“兄貴”は―もう、どう考えても、兄貴も無筆なのに、どうにかやり過ごそうと、色々な手段を講じてくる辺りが笑いどころ。もしかしたら、もう少し長い噺なのかもしれないが、ジャスト10分で修了した。口跡がよくて、とても聴きやすかった。味付けみたいな部分は、これから出てくるのだろうな。頑張ってください 続いて、文菊師匠は、「厩火事」。「髪結いの亭主」という言葉があるが、髪結いのお崎の亭主は、仕事もせず、昼から酒を飲んでいるような男。夫婦はケンカが絶えず、ケンカのたびに…

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「24番地の桜の園」観劇

「24番地の桜の園」 作:アントン・チェーホフ翻訳・脚色:木内宏昌演出・脚色・美術:串田和美 照明:齋藤茂男音楽:太田恵資音響:市来邦比古衣裳デザイン:太田雅公ヘアメイク:佐藤裕子振付:黒田育世映像:栗山聡之衣裳進行:中野かおる美術助手:原田愛演出助手:片岡正二郎技術監督:櫻綴舞台監督:横沢紅太郎、二瓶剛雄 24番地とは、東急Bunkamuraの住所らしい。おそらく「24番地」を付けることで、この公演のための、この出演者のための新しい「桜の園」だよ、と言いたかったのかな…と思った。 「桜の園」自体は、我が家にチェーホフの全集があったので、読んでいたのだが、今回の演出(串田和美)は、かなり異質。なんとも説明しがたい不思議な作品に仕上がっていた。主演は、高橋克典らしい。高橋は、“桜の園”の農奴の息子だが、成功し、没落したラネーフスカヤ夫人が競売にかけた“桜の園”を競り落とすロパーヒン役。演劇公演の“主演”は、様々な力関係で決定し、作品の主役が“主演”になるとは限らないとはいえ、ロパーヒンが主演なのかとは、思った、さすがに。大地主がたくさんの農奴を抱えて広大な領地を運営するという『時代』の終焉を、滅びゆく貴族側から描いた芝居を、新興勢力のロパーヒン主演でねぇ~ちなみに、ラネーフスカヤ夫人役は、小林聡美。滅びゆく貴族を象徴するような居方をしていないのは、演出指示かな。でも、存在感はさすがだった。その兄、ガーエフを風間杜夫。途中、三輪車に乘るシーンがあったりして、度胆を抜かれたが、「桜の園」の世界観…

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「斉木楠雄のΨ難」

新井浩文が出演しているということで、「斉木楠雄のΨ難」を見てきました。 以前鑑賞した「銀魂」同様、少年マンガ原作なので、新井さんが出てなかったら、まず見てないわ(笑) でも、めっちゃ面白かった 橋本環奈ちゃん演じる美少女・心美が、名前とは正反対の性格ブスすぎて、笑いが止まらなかった。 新井さんは、ケツアゴの燃堂力役。史上最高のバカ…という設定で、本人は気づいていないが、ものすごい運動能力を持っている…らしい。すごいメイク(ケツアゴだけでなく、眉も髪もすごいことになっていた!)だったが、映画が面白かったから、まいっか。 「銀魂」同様、福田雄一監督作品。この人の作品は、ハズレがないなぁ~ (WOWOWの「グリーン&ブラックス」も楽しく観ています。)

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リーディングドラマ「わが愛の譜」

リーディングドラマ「わが愛の譜(うた)~滝廉太郎物語~」 原作:郷原宏上演台本・演出:菅原道則照明:阿部典夫(A Projekt)衣裳:村上まさあき(東京衣裳)制作:佐野仁志プロデューサー:岡本多鶴主催・製作:アーティストジャパン かの有名な滝廉太郎の短い人生をその音楽で綴ったリーディングドラマ。大阪・東京各1回しか上演しない…という、もったいないステージに行ってきました。 最近流行りのリーディングドラマ。出演者は4人。登場人物は19人。主演の松村湧太は、滝廉太郎を演じるのみなので、3人で18人…一人6役計算…役ごとに衣裳を変えるわけではないので、ナレーションも付けて、今、誰を演じているのか分かるように演じられている。また、ステージ上にいくつも椅子が置いてあって、場面ごとに出演者がその椅子に座り、台本を読んで、ハケる…みたいな形で進行していく。廉太郎役の松村だけは、センターのピアノ椅子に座って芝居することも多かった。舞台のセンターにピアノが置いてあるだけのシンプルなセットなので、椅子の配置が難しかったのかな。(ピアノをたとえば下手に設置して、椅子を上手に設置してしまうと、下手側には常に松村がいて、他の三人が上手側固定になってしまう。観客サービスという意味で、ピアノをセンターに配置し、椅子を上下に置いて、出演者が上手にも下手にも登場できるようにした…ということかと理解しました)ドラマは、滝廉太郎が16歳で東京音楽学校(現・東京藝術大学)に入学したところから始まり、23歳で夭折するまでの短い人生…

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