「危険な関係」観劇

シアターコクーン・オンレパートリー2017DISCOVER WORLD THEATRE vol.2「危険な関係」 原作:コデルロス・ド・ラクロ「LES LIAISONS DANGEREUSES」 作:クリストファー・ハンプトン 翻訳:広田敦郎 演出:リチャード・トワイマン 美術・衣裳:ジョン・ボウサー 照明:日下靖順音楽:かみむら周平音響:長野朋美ヘアメイク:佐藤裕子ファイティングコーディネーター:渥美博 通訳:時田曜子アソシエイト・デザイナー:ジーン・チャン演出助手:桐山知也舞台監督:北條孝、上田光成 玉木宏・鈴木京香・野々すみ花で「危険な関係」をやる!と聞いた時から、これは観なくては!と思っていた。まあ、絶対ラブシーンとかあるから、耐えられるかな…という不安はありつつも。(けっこうピュアなすみ花ファンである。) さて、今回の舞台、外国(fromロンドン)の演出家と舞台美術・衣裳担当とのことだったが、背景の庭園やパティオが日本庭園風だったり、登場人物が華道をやったり、衣装に帯のようなものが使用されていたり…と、かなりジャパネスクを意識したスタイル。日本人の観客に向けての芝居として、あまり効果的とは思えないが、西洋人の演出家は、日本人が洋装で西洋の芝居をすることは醜いと思っているのかしらちょっと気になる。ただ、とはいえ、女性出演者の衣装は、本人によく似合っていて素晴らしかった。セシルは道化だからちょっとアレだけど原作の「危険な関係」自体は知らなくて、私はもっぱら宝塚の「仮面のロマ…

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