「サブマリン」観劇

東京ハートブレイカーズ「サブマリン」 原作:伊坂幸太郎「サブマリン」(講談社文芸ピース刊)脚本・演出:益山貴司 楽曲提供:西山宏幸演出助手:田原寛也衣装協力:実川貴美子映像記録:庄村拓也写真:安東愛有子宣伝美術:ムロオカ制作協力:仲村和生主催:(株)ナッポスユナイテッドSpecial Thanks:(公財)アイメイト協会企画・製作:首藤健祐 私が観劇した夜、吉祥寺の駅に降り立ったら、ものすごい豪雨。 そこから劇場となるライブハウスに着くまでの間の水攻めはひどいもので、自分がサブマリンになって水中を歩いているような気分になった。 さて、今回の劇場は、ライブハウス。 ライブハウスの場合、ワンドリンク注文が必須ということが多く、私はジントニックかなんか頼んでみました。あんまり観劇前にお酒を飲むことは多くないんですが。ちょっとアウェー感があったので、お酒でいい感じにほぐれてよかったかな。 原作は伊坂幸太郎。以前も、今回のお目当て、多田直人が出演した「アヒルと鴨とコインロッカー」が伊坂氏の作品だった。その時も思ったのだが、伊坂氏の作品、結局、原作通りに進めるのが一番面白いという結論になるんだろうなー。小説なのに、立体的に完成してしまっているというか。そして、エンターテイメントとして、とても面白い。だから、舞台化もされるということなのだろう。 で、今回の「サブマリン」、伊坂氏の短編「チルドレン」の続編的な物語になっていて、家庭裁判所の破天荒な調査員、陣内(首藤健祐)が大活躍する。もちろん関係する事件…

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