「罠」ミニ感想

「罠」 作:ロベール・トマ訳:平田綾子演出:深作健太 美術:朝倉摂照明:倉本泰史音響:長野朋美衣裳:宮本宣子ヘアメイク:中原雅子演出助手:松森望宏舞台監督:小川亘制作進行:児玉奈緒子プロデューサー:松村英幹 著作権代理:フランス著作権事務所  加藤和樹主演の舞台「罠」観劇。 いやー、面白かった~ しかし、ネタバレしないでどうやって書けばいいんだ、この話…。でも、ネタバレしたくない…だって、何度でも再演してほしいもん とにかく、すごいサスペンス劇。なんだけど、実は、ネタバレした上で作っても、意外とサスペンスとして成立しそうな感じはする。同じようなテーマで、そういう芝居を作っても面白い気がするな。誰か作って~ サンシャイン劇場の舞台で2時間休憩なし、出演者7名…そのうち2名(初風緑・山口馬木也)は、かなり贅沢な使い方をしている。でも、芝居の内容を考えると、この出演者数はピタリな気がする。日本の芝居って、やっぱ、必要数に対して、実際の出演者が1割くらい多いんじゃないかな。 新婚ホヤホヤの妻が失踪して動揺しつつ警察に相談している男・ダニエル(加藤和樹)。話を聞くのは、カンタン警部(筒井道隆)。しかし、時を経ずして、神父(渡部秀)が一人の女(白石美帆)を連れてくる。あなたの奥さんが帰ってきました、と。ダニエルは驚愕する。その女は、一度も見たことのない女だったのだ。 なぜ、女はこんなことをするのか。 妻になりすまして、彼女の資産を狙っているのか(妻には、富豪の親戚がいたのだ。) 疑心暗鬼にな…

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