「ラ・ラ・ランド」
映画「ラ・ラ・ランド」をようやく見てきました。
超楽しかったです
物語は、女優を夢見るミア(エマ・ストーン)とジャズで生きていきたいミュージシャンのセブ(ライアン・ゴズリング)の出会いから1年間の恋を描く。ミュージカル映画なのだが、意外と最近、こういうミュージカル映画がないので、ミュージカル映画らしくない、と批判されたのも、なんとなくわかる。全編にミュージカルテイストが散りばめられているのではなく、ミュージカル部分とシリアスなドラマ部分に分かれている。後半、二人の恋が成就した後、それぞれが人生の転換期を迎える辺りは、音楽は常に使われているものの、ミュージカル仕立てにはなっていない。そして、再びラストにがっつりミュージカルシーンが登場する、という形になっている。このような形態を取ることで、ドラマチックではなくシリアスな恋愛もミュージカル映画にできる、という道が開けたように思う。もし、ミュージカルにしなかったら、興行的に難しかっただろうな…と思うプロットなのだが、でも切り捨てるには惜しい珠玉の物語、こういう形で日の目を見てよかったな、と思う。
セブが懐かしいピアノ曲を演奏した時に展開する、あの晩から始まる二人のサクセスストーリー(ミュージカル的展開)、一年間の二人の物語を見てくると、やはり、そちらじゃない人生でよかったのかな、なんて気持ちになる。人は、挫折することで成長するのだから。
渋滞したハイウェイの上で車から出て踊り出す冒頭のミュージカルシーン、そして、スタジオ付近のコーヒーショップに現…