「成スベキカ」観劇
「成スベキカ」
脚本・演出:MIZUKI(てふてふ組)舞台監督:大河原敦音響:福西理佳(零’s Record)照明:(株)ライトスタッフ宣伝デザイン:小川麻里奈制作:森有紗美術:徳満明子、よしの飛鳥、塚崎綾、大谷瑞紀衣装:鷹司翠玉当日運営:大森晴香殺陣:米山勇樹(偉伝或~IDEAL)主催:MIZUKI×kasane企画
シェイクスピアの「ハムレット」を徳川初期の日本に移し、再構築した作品。元和9(1623)年、徳川家光が将軍になった年、日本のどこか山奥にある架空の国“色彩(いろどり)国”で、物語は始まる。
その色彩国、人口の七割が女性、という状況が長く続いていた。そういうこともあって、長く女性が当主になるというしきたりが続いていたが、幕藩体制が整ってくると、些細なことでお取り潰しになったりするので、都へ留学していた当主の長男・雪之丞<ハムレット>(塚崎綾)は、国のしきたりに疑問を感じたりしている。そんな雪之丞のところへ、当主である母・瑠璃姫<先王・ハムレット(女役)>(徳満明子)からの帰還命令が下り、雪之丞は、都に伴っていた乳母子の犬君<ホレイショー(女役)>(妃桜みおん)と一緒に帰国の途に着く。しかし、その途上、瑠璃姫の訃報が二人にもたらされる。流行病とのことで、雪之丞は、遺体に対面することも叶わなかった。次期当主には、しきたり通り、雪之丞の妹・茜姫<オフィーリア>(小川麻里奈)が就くかと思われたが、雪之丞の父・三条桐ノ院常盤の君<ガートルード(男役)>(愛生)が、妻である当主・瑠璃姫の妹…