宝塚歌劇月組東京特別公演「瑠璃色の刻」観劇
ミュージカル「瑠璃色の刻」
作・演出:原田諒作曲・編曲:玉麻尚一振付:麻咲梨乃、良知真次装置:松井るみ衣装:有村淳照明:勝柴次朗音響:大坪正仁小道具:市川ふみ歌唱指導:山口正義演出助手:谷貴矢舞台進行:阪田健嗣
ドラマシティもACTも日程が合わないまま過ぎてしまいそうだったので、決まっていた予定をやりくりして行ってきました。まずは、みやちゃん、単独初主演、おめでとうございます今回の公演、私の中では、「月組2番手となった美弥るりかの単独DC公演」という部分がとても大きくて、少々話がアレだったとしても、ご祝儀で流せる自信は最初からありましたそしたら、思いのほか面白くて、あら、これはいいんじゃないの?と思っていたら、あまりに超うっすーいラストシーンで、さすが原田先生(笑)となりました。まあ、でも、ご祝儀だから、あんまり文句は言わない。(少しは言うかもしれない)オリジナル作品の初演の場合は、自分の中の備忘として、あらすじを丁寧に書いておくのだが、原田先生の場合、それができない。なぜなら、思い出せない部分が多いからだ。人間の記憶力には限界がある。そこを埋めるのが、登場人物の感情の流れ…なのだが、なんせ原田作品は、原田先生の都合で登場人物が動くので、あれ、あの後、なんでこうなったんだっけ?となる。一度しか観ていないと、さらにその「?」は深まる。なので、今回は、あらすじを書く自信がない。とりあえず、時は18世紀。フランス革命前夜の時代。シモン(美弥るりか)とジャック(月城かなと)という二人の旅役者が金目のも…