「ズートピア」
WOWOWで放映されたのを録画していて、先日、ようやく見ることができた。
で、見て…嵌まりました…
これ、すごいね、この話。
「あらしのよるに」の世界観から、さらに百歩くらい進化した世界「ズートピア」。そこでは、動物たちが、大きさや肉食・草食なんてこととは関係なしに平和に暮らしていた。でも、平和に共存することと、「差別がない」こととは、全然違う次元の問題で…
ウサギなのに、警察官になりたいと思った主人公のジュディ・ホップは、様々な差別や偏見と戦い、警察学校を首席で卒業して、警察官になる。でも、そこにやっぱり、差別はあって、最初の仕事は交通違反の取締り。でもジュディはへこたれない。そんなジュディが、ちょっと扱いづらいキツネのニック・ワイルドに出会ったことで、彼女は、自分の中の偏見や差別を自覚し、さらに成長していく。
すごいな。これ、動物に託した人間界の物語だな、と思った。自分の内なる差別や偏見―無意識の発言に傷つく人がいるかもしれない。そう、このブログだって…そういうことを改めて気づかせてもらえる、貴重な映画だった。
最後にとってもブラックな話をさせてもらうと。肉食動物が草食動物を食べられないとしたら、彼らは何を食べているんだろうあ、そういえば、ズートピアに出てこない、現在は地球に溢れている動物がいたっけな。すごい迷惑なあの動物はどうしたんだろうほかの動物たちに駆逐されて、貯蔵されて肉食獣たちの食料になってるのかしらね。73億くらい個体があったから、だいぶ保つと思われ…