咲ちゃん…

雪組 宝塚大劇場公演 休演者のお知らせ 2017/04/20 雪組 宝塚大劇場公演『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』『Dramatic “S”!』の休演者をお知らせいたします。    雪組 彩風 咲奈 ※体調不良の為、4月21日(金)15時公演より休演いたします。 なお、復帰時期につきましては、現在のところ未定となっております。 『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 代役息子徳三郎・・・彩風 咲奈→永久輝 せあ 倉造息子清七・・・永久輝 せあ→縣 千 ガエン者玄平・・・縣 千→日和 春磨    初日から代役とか、大変なことになってしまいましたが、出演の皆様、頑張ってください咲ちゃんの一日も早い復帰を祈って ※追記 4/25に無事復帰。よかったです

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「弁当屋の四兄弟」観劇

「弁当屋の四兄弟」藤波瞬平くんが客演するというので、スプリングマンの「弁当屋の四兄弟」を観劇。いや~!いいもの、観た~!てか、ほんと、藤波くん、はずさないよね…本人プロデュースのワークショップとか、まだ一度も行けてなくて、コンプリートの難しい俳優さんではあるんだけど、少なくとも私が観たものは、すべて「面白い」とおススメできる作品だった。なーんて私が言うのは珍しいけど、今回連れて行った友人も完全に嵌まってくれたし、たぶん、これからも間違いない仕事をしてくれるハズ。さて、「弁当屋の四兄弟」。下北沢の711という小さな劇場。スズナリの2階なのかな、これって。世田谷に創業60年という老舗の弁当屋があり、その若旦那以下4人の男兄弟が主役の物語。話が進むうちに、それぞれの登場人物の心の中がちょっとずつ浮かび上がり、みんな生きていれば、それなりに悩みがあるよなぁ~と思いながら、観劇。観終わって、とても心地よい気分になる素敵な舞台だった。たぶん、これ、今後も再演すると思うので、細かいストーリーは省き、出演者感想へ。長男・信秀(日南田顕久)…弁当屋の跡取り。天才肌の父親と違って料理人の才能はない。経営能力もない。でも長男だから、ずっと自分が跡を継ぐ気でいた。そして、今、存亡の危機に立っている。とても優しい。本当はハンサムだが、身だしなみに気を使ったことがない。色々考えるととても難しい…たぶん一番難しい役だと思うが、あー、いるよね、すごくわかるーと納得してしまった。絶対に幸せになってほしい。次男・龍盛(朝川優)…如才…

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寂しい…(花組集合日)

花組 退団者のお知らせ 2017/04/18 下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   花組夕霧 らい梅咲 衣舞2017年8月27日(花組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団88期のらいらい、90期のいぶちゃん…ゆうひさんの短い花組時代を知っている下級生も、すっかりおねーさんになって、退団の日を迎えるのね。寂しいけど、最後まで応援したいと思います。集合日なので、主な配役も発表されていました。タケヒコ【邪馬台国の戦士】… 明日海 りお ヒミコ(マナ)【邪馬台国の女王】… 仙名 彩世 クコチヒコ【狗奴国の将】… 芹香 斗亜 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 大巫女… 美穂 圭子 ヒミクコ【狗奴王】… 星条 海斗 李淵【タケヒコの師匠】… 高翔 みず希 アケヒ【ヤマタイ王の娘】… 花野 じゅりあ 伊都王… 夕霧 らい ヒビカ【巫女】… 芽吹 幸奈 カヌハ【アケヒの侍女】… 梅咲 衣舞 奴王… 瀬戸 かずや 一支王… 冴月 瑠那 サオト【巫女】… 白姫 あかり イズ【巫女】… 鞠花 ゆめ ナシメ【邪馬台国の臣】… 天真 みちる アシラ【邪馬台国の兵の長】… 鳳月 杏 イトセ【巫女】… 菜那 くらら フルヒ【村の娘】… 桜咲 彩花 不弥王… 航琉 ひびき ヒイラギ【巫女】… 美花 梨乃 末盧王… 舞月 なぎさ 投馬王… 和海 しょう ハナヒ【村の娘】…華雅 りりか ヤマタイ王… 羽立 光来 チヌ【巫女】… 新菜 かほ ウツツ【巫女】… …

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「エレクトラ」観劇

「エレクトラ」エレクトラ:高畑光希オレステス:村上虹郎イピゲネイア:中嶋朋子アイギストス:横田栄司クリュソテミス:仁村紗和アガメムノン:麿赤児クリュタイメストラ:白石加代子演出:鵜山仁上演台本:笹部博司製作:りゅーとぴあ白石加代子と高畑充希主演の「エレクトラ」。上演されることは、昨年の「オフェリアと影の一座」の時から知っていた(おなじりゅーとぴあの製作なので)が、実際に観てみようと思ったのは、2月に観劇した「アトレウス」がことのほか面白かったから。その時の感想は、こちらです。あらすじも書いてあるので、ぜひ読んでください。今回の「エレクトラ」も、内容は「アトレウス」とほぼほぼ同じような展開。つまり、ギリシャ悲劇である。ただ独白が重要なポイントになってもいるので、それぞれの独白枠をいい感じに繋ぎ合わせることもあって、内容は多少前後していた。面白さという点では、「アトレウス」に軍配をあげたいが、最後の唐突な終わり方は完全に忘れていた。今回は、そこが全部持って行った感があるので、やはり、白石のインパクトはすごいと言わざるを得ない。そういえば、アイギストスとクリュタイメストラが殺される順番は逆だったでも、オレステスの遺体だと偽って相手に見せるというのは同じで、どっちにしても残酷な話である。(死んでほしいと思っていた相手の遺体を見るつもりでいたら、最愛の人の遺体だったわけで…)実は生きていたことが明らかになる、イピゲネイア役の中嶋朋子、やっぱ好きだわ、このひと儚げな感じがたまらない。ただ、この作品では、白石演…

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新宿御苑の桜2017(3)

二週間ぶりの新宿御苑。茶室・樂羽亭前の紅枝垂桜がちょうど満開こちらは、琴平。まだ、咲きってはいなくて、一番綺麗な頃かもしれない。私に大好きな、御衣黄は、実は去年辺りから、少し花の付き具合が小ぶりになってきている。おそらく代替わりの時期が迫っているのだと思うが、隣に、新しい苗木が花をつけていた。こちらは、満開になっていると思っていた一葉。一葉もまだ蕾が多くて、前日の首相主催の「桜を見る会」は、満開の桜が少なかったのではと思った。報道などでは、満開の桜の下に見えたので、ちゃんと、現場を見ないとホントのところは分からないな…と思った。どうも、今年は一葉の満開が遅いように思えた。こちら、手前側のややピンクの濃い花が朱雀。高いところにしか咲いていないので、アップがなくて残念。こちらは白妙。なかなか、傷のない美しい時期を撮るのが難しくて、毎年は撮影できない。今年はラッキーかも。そして、おなじみのウコン。綺麗な薄黄色が日の光に映えている。こちらは、まだまだ満開が遠い福禄寿。関係ないですが、椿もどうぞ。大島桜は、本当に咲いている期間が長いですね。来週は、最後の花見になりそうです。

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「魔王コント」

「魔王コント」脚本・演出:家城啓之美術:泉真舞台監督:谷澤拓巳演出助手:大歳倫弘音響:平井隆史照明:岡野昌代衣裳:中溝ゆうき、安樂岡真実衣裳装飾:田中霧香メイク:森下奈央子、薩日内麻由映像:横山翼、藤田陽平音楽:横川涼今年も、女優界では、大空ゆうひ、男優界では、矢崎広&多田直人のコンプ観劇を目指す私ですが…こんなに早く本多劇場に帰ってくるとは、思ってなかったです…(笑)「魔王コント」は、芸人を引退したまんぼうやしろ改め家城啓之氏の筆になる芝居、いやコントRPGみたいな設定で始まり、「魔王」を倒す!と宣言した「勇者」というか、つい言っちゃったお調子者の顛末についての物語。魔王と戦い、敗れて、このまま死ぬか、生き返って魔族(魔王の部下)になるかを迫られ、魔族になることを選ぶ主人公。そして、第2部は魔王の部下として出世していく物語が描かれる。タイトルに「コント」という言葉があるように、全体的に、すごく笑いが意識されている。出演者にNON STYLEの石田明を起用しているのもその一端だと思う。その一方で、世界観はすごく絶望的。人間という生き物がいかに愚かであさましいか、というところに踏み込んでいる。死ぬか、魔族になるか、の二択を迫られた時、それぞれのキャラが簡単に魔族となって、人類を駆逐しようとする。最初はためらっていても、一人殺せば、簡単に大量虐殺ができるようになる。一方、人類の滅亡を防ぐために人類共通の敵となって計画的に人類の人数コントロールをしている「魔王」もまた、孤独な存在で、ずっと魔王をやってい…

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2017年公演ラインアップ(花組)

次の大劇場公演のあとの花組ラインアップが出ました2017年 公演ラインアップ【TBS赤坂ACTシアター】 2017/04/142017年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【TBS赤坂ACTシアター】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。花組公演主演・・・明日海 りお、仙名 彩世TBS赤坂ACTシアター:2017年10月9日(月)~10月29日(日) Musical『ハンナのお花屋さん —Hanna's Florist—』 作・演出/植田 景子時は現代、ところはロンドン。クラシコ・イタリアーノのフローリスト版…って感じかな…もう一方は、柚香光くんのDC主演作品でした2017年 公演ラインアップ【シアター・ドラマシティ、日本青年館ホール】 2017/04/142017年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【シアター・ドラマシティ】【日本青年館ホール】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。花組公演主演・・・柚香 光シアター・ドラマシティ:2017年10月7日(土)~10月15日(日)日本青年館ホール:2017年10月24日(火)~10月30日(月)  ミュージカル浪漫『はいからさんが通る』 原作/大和 和紀「はいからさんが通る」(講談社KCDXデザート) (c)大和 和紀/講談社 脚本・演出/小柳 奈穂子連載終了から40年…という大和和紀の傑作少女マンガが、今、宝塚の舞台によみがえる柚香の少女マンガから飛び出してきたような美貌には、マッチするかもしれない。少尉って、た…

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「MY HERO」感想 その2

公演も無事終了したので、「MY HERO」の出演者感想を書きます。公演中の感想はこちらです。ノア・テイラー(芹香斗亜)本当に歌が素敵になった。ちょっと黒っぽいヒーローなところも、芹香には似合っていた。マイラをお姫様だっこし続ける体力にも感服した。マスクかぶっててもかっこいいし…作品的には、深いものではなかったが、芹香の魅力を伝えるという意味では、機能していたと思う。主人公なのにほかに書くところがないくらい、しょーもないヤツだったが、なぜかピッタリで、その上、かっこいい&好きだなと思ってしまうところが、芹香のおそろしいところだと思った。テリー・ベネット(鳳月杏)そもそも名前が、テリー・ベネディクト(オーシャンズ11の敵役)かっという突っ込みもありつつ…衣装が微妙である。アクションスター(スーツアクター)という設定のせいか(=常にアクションシーンに相応しい服装)、足元は底のない短ブーツ。鳳月は等身バランスの素晴らしい生徒なので、単独では全く問題ないが、主演の芹香と並ぶと身長差ができてしまう。一応、この人が変身した後この人になる(逆もある)二人なので、等身バランスは揃えてほしかった。てか、別に底ありブーツでも誰も気にしないでしょ、サイトーくん以外。そして、彼は最初から病気を抱えているという設定。病名はリンフォーマ(=悪性リンパ腫)。彼には妹がいて、医学生。兄の病気は私が治す、と言っている。彼がアクションスターとして働いているのは、もちろん憧れの職業だということはあるだろうが、妹の学費を稼ぎだすため、でも…

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宝塚歌劇花組全国ツアー公演「仮面のロマネスク」ほか観劇

ミュージカル「仮面のロマネスク」―ラクロ作『危険な関係』よりー脚本:柴田侑宏演出:中村暁作曲・編曲:寺田瀧雄作曲・編曲・録音音楽指揮:吉田優子振付:名倉加代子装置:大橋泰弘衣装:任田幾英照明:湯田史人音響:宮廻みさよ小道具:福井良安歌唱指導:飯田純子演出助手:町田菜花装置補:稲生英介衣装補;加藤真美舞台進行:政村雄祐前回公演からメインキャストを明日海りお以外全員変えて再びツアーに持っていくという、非常にレアケースな公演となった。どうして、こんなことになったのか、前回公演を取り消してやり直したい、という意味なのかなと思ってしまった。たしかに、前回の公演は、「仮面のロマネスク」という柴田作品として、不十分な点が多かった。柴田先生が歴史に題材を取る時、ものすごく時代背景を重要視している。「そういう時代に生きた人間の物語」を描こうとしている。「仮面のロマネスク」に関して言えば、フランス革命期を舞台にした原作を、わざわざナポレオン没落後の王政復古期に移して描いたことに大きな意義があったはずだ。それなのに、前回公演では、各身分の人々の違いが演出しきれていなかった。さて、半年後の再演はどんなものだったろうか。主な出演者感想にからめて、全体像を記載する形にしていこうと思う。ちなみに前回の感想はこちらです。明日海りお(ヴァルモン子爵)…明日海自身は、前回公演でほとんど完成していて、周囲が変わったことで大変わりすることはなかった。明日海のヴァルモンは、ある種の覚悟を持ちながら、少年のように獲物を追い続けるあくなき好奇…

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真央ちゃん…

フィギュアスケートの浅田真央選手が引退を発表した。26歳…世界には30歳近くまで現役を続け、順位を上げていく選手もいるので、一概には言えないが、トリプルアクセルを跳び続けた真央ちゃんは、それだけに故障も多かったと思うし、昨今の状況を見るに、もう気持ちが途切れてしまったんだろうな…と…伊藤みどり選手がオリンピックでトリプルアクセルを跳んだのは、1992年のアルベールビル大会だった。ゆうひさんが初舞台を踏んだ年ですよ。四半世紀前。同じ大会、男子で金メダルを取ったペトレンコ選手もトリプルアクセル(トリプルトゥとのコンビネーション)が一番難しいジャンプだった。つまり、男子と女子、最高難度のジャンプが同じレベルだった今は、男子は、複数の4回転をプログラムに入れる時代。女子もトリプルアクセルが優勝の条件になってもおかしくないのに、なぜか、そうなっていない。25年前とほとんど同じレベルで戦っている。男子でも、4回転に挑戦するより、トリプルアクセルをキレイに跳んだ方が高い得点になった時代があった。バンクーバー五輪はそんな時代の大会で、その頃は4回転に挑戦するのはばかばかしい雰囲気にもなった。それが真央ちゃんVSキム・ヨナ選手と言われたオリンピックだった。そういう時代の巡り合わせがあったことも残念だったな、と思う。男子はその後、4回転複数時代が到来し、観戦もハラハラドキドキ、とても楽しくなったが、女子はいつになったらそんな時代が来るのか。真央ちゃんの引退で、また遠のいたかもしれない。いままで本当にありがとうございま…

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