いたい…

がーん 3時半くらいに、すべての用事を終えて、楽しみにしていた「スキップ」を観に行く準備を始めた。 その時、 い…いたぁい~ 画鋲を踏んでいた… 足の裏から大量出血… 普通なら、無理してでも観劇するところですが…GWの旅行予定を思い出し、断念した。二年に一度位のレベルで、体調不良による観劇見送りが発生する。こういうのが、一番痛い。足より、心が痛い。 ごめんなさいm_m

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「言葉の奥ゆき」(3)

(2)はこちらです。 (3)は、My2回目の、トークスペシャルから。 「言葉の奥ゆき」公演楽前日、最後の(4回目の)トークスペシャルが開催された。前説、送り出しは、関戸博一が担当。曽世が前説の時は、トークスペシャルでは携帯電話など音の出る機器のOFFは「自己責任」と言っていたが、今回は、その曽世が出演するので、もし携帯が鳴ったら、「出ちゃうかもしれないので、OFFしてください、自衛のために」という案内。グッズの紹介もしていたが、この日の13時公演で、牧島さん製作の「まきお」アクキーは完売したとのことだった。 グッズはこんな感じ。右側が「まきお」600円。左がおいちゃんの描いた「イラストポストカード」2枚で400円。 トークスペシャルの出演は、曽世海司、松本慎也、仲原裕之、久保優二。この回も、オクユキストを目指して、4人がガチバトル。曽世がハイテンションで司会兼参加者として頑張っていて、松本がそれを完璧にフォロー、仲原が忠実について行っているのに、完全にマイペースのテンションを貫く久保が面白すぎる。新しい言葉(その場でカードを引いて出た文字を合わせて単語を創作)の意味を即興でさも知っているかの如く言ってのける、というゲームが面白かった。これ、初日もやっていたゲームなのだが、サイコロで文字数を決めていたので、「5文字」の単語ばっかりになったこと、「ぴゃ」とか「にゅ」とかの言葉がたくさん出てきたことで、分かりづらかった。その辺は「5」「6」が出てきても「4文字」とする、というルールを作ったり…

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「言葉の奥ゆき」(2)

(1)はこちらです。 では、My初日の夜公演、トークスペシャルから。 「言葉の奥ゆき」公演2日目、最初のトークスペシャルが開催された。前説、送り出しは、16時公演同様、曽世海司が担当。開始前に携帯電話など音の出る機器は必ずOFFしてくださいと、今回は“朗読”なので、かなり厳しく言っているのだが、今回はぐだぐだが予想されるトークということで、「各自の判断で。ただし、鳴ったら出演者の餌食になります」という案内だった。出演は、笠原浩夫、及川健、岩崎大、関戸博一。この四人は、この日2回行われた「言葉の奥ゆき」本公演の方で、それぞれ朗読を行っている。もとが小説なので、長さは一定ではない。笠原・及川は40分強、関戸が30分強、岩崎が10分強…だったかな。長さの差は、倉田さんとのトークで埋めるらしい(笑)そして、トークスペシャルの方は、倉田さん抜きの完全に自由空間。一応、この公演の感想とか、苦労した点とかを語ったりもしていたが、その後は、この四人の中で誰が一番「奥ゆき」があるか、オクユキスト決定戦というゲームとなった。それぞれのゲームの勝敗で、ランクが変わり、ゲーム「大富豪」のように、座る椅子を変えたり…けっこうバタバタだったが面白かった。本の朗読に関するトークだったので、4人がおススメの本を紹介したコーナーも面白かった。真顔で「週刊ベースボール」を紹介した笠原さんが圧巻だったけど。特に、長嶋さんと王さんの“雑談”が載っているという名言は忘れられない。(実は対談?)さまざまなゲームの末、オクユキストの座は、…

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「ハムレット」観劇

「ハムレット」ジョン・ケアード演出による「ハムレット」を観た。舞台の上にもう一つ八百屋舞台を作り、芝居は基本、その上で行う。舞台上手には椅子を置き、音楽(尺八)の藤原道三さんのほか、出演者たちが、出番の間に座っている。舞台下手には客席を置き、横からではあるが、迫真のステージを観劇できる。舞台上に余計な装置は置かず、場面ごとに必要なものは、都度役者たちが運び入れる形になっている。簡素なステージの上で、俳優の力量が試されるような、そんな「ハムレット」だった。出演者は14名。大きな劇場の「ハムレット」としては少ないが、世界中で愛されている「ハムレット」は、色々なサイズの劇場で上演されていて、私が過去に観た作品にも10名くらいの出演者のものは、いくつかある。出演者が少ない場合は、一人が何役かを演じるわけだが、この舞台の特徴は、主役のハムレットでさえも二役をしていることだろう。つまり、意識的な二役。ここに、今回のケアード版の意味があるのだろうと思う。実際、ハムレット役の内野聖陽が、ノルウェーの王子、フォーティンブラスになって登場すると、なんとなく釈然としなかったラストシーンが、納得できてしまう。国王・王妃・そして後継者すべてなくなってしまった国を、突然他国の王子が奪い去ることの理不尽さが、同じヒトが演じることで薄らぐのだ。これは日本における「ハムレット」上演の画期的打開策かもしれない。というか、ヨーロッパでは、あのラストシーンはそれほど、唐突ではないんじゃないかと思っている。なにしろ、狭い土地をやったり取っ…

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「リメンバーミー」観劇

崩壊シリーズ「リメンバー・ミー」 作・演出:オークラ 美術:小林奈月照明:松田かおる音響:長野朋美衣裳:四方修平ヘアメイク:平野仁美振付:Chaアクション指導:富田昌則演出助手:宮森かわら、道場禎一舞台監督:兼安凌平 この舞台、「崩壊」シリーズの第2弾で、前回は、イギリス演劇の翻案だった。前回の感想はこちら。なのに、同じ設定でオリジナル第2弾が普通に作れる…って、二次創作なのか(笑)それとも、前回作品がそもそも原作からだいぶ逸脱していたってことなのかな。あるいは、原作の上演権がかなり緩いとか…。「THE PLAY THAT GOES WRONG」(原題)というイギリス演劇は、けっこう世界中で上演されているようなので、自由に上演させるスタイルなのかもしれない。舞台写真を見る限りでは、設定は、一応前作「九条丸家の殺人事件」に似ているようだったけど…。荻窪遊々演劇社という、なんとなくどこかで聞いたような名前の劇団。前回公演で結婚を決めた座長の栗須(山崎樹範)と、舞台監督の杏里(上地春奈)。しかし、杏里の父は演劇やっている栗須になんか娘はやれないと言う。でももし次の芝居で自分を泣かせたら、考え直してもいいらしい。その、重要な“次の芝居”である「リメンバーミー」の初日。客席には、杏里の父(が居る体)。しかし、舞台上には、相変わらずのメンバー。栗須と杏里の結婚を祝って開演前の舞台上でサプライズのフラッシュモブをやったりしている。(緊張感ゼロ)音響・照明担当の鳥場(伊藤裕一)は、風邪で絶不調。そんな中、女…

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「言葉の奥ゆき」(1)

Studio Life ≪Jun企画≫言葉の奥ゆき―KOTOBA NO OKUYUKI- 演出:倉田淳美術・舞台監督:倉本徹照明:倉本徹演出助手・音響:宮本紗也加音楽協力:竹下亮 スタジオライフが、初めての企画、“朗読”ステージをやり、及川健も出演する…ということで、もちろん行って来ました。 My初日は、4月22日。16時公演と、19時からのトークライブを見てきました まず、16時公演。≪Jun企画≫の企画者、倉田淳氏から、企画意図や作品紹介があった後、朗読者が呼ばれ、椅子に座って朗読を行う。この企画のために、倉本徹氏が張り切って作ったセット。それだけでドラマが生まれそうなセット。客席も板張りの上にパイプ椅子…と、いつもとは様子が違う。この板張りの板は、「ファントム」の時の舞台上に敷かれていたものだそうだ。たしかにバミリがしてある…そして、この日は、かつてファントムの母・マドレーヌを演じた二人の女優が、朗読者として登場することになっていた。 関戸博一「皮膚と心」(太宰治)及川健「日の出前」(太宰治) 関戸の「皮膚と心」は、女性の一人称で描かれた小説。彼女は、あまり容姿に恵まれていなかったらしく、そのせいで行き遅れになりそうなところを、バツイチの男性と縁があって見合い結婚をした。夫は優しく、某化粧品会社のトレードマークのデザインをしたくらい有名な、今で言うところのグラフィックデザイナー。ある日、肌に小さな吹き出物が出来、そこをこすったりしたために、全身に広がって大変なことになってしまった…

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花組新人公演主な配役発表!

次回の花組大劇場公演、新人公演の主な配役が発表された。 タケヒコ(邪馬台国の戦士/明日海 りお)… 飛龍 つかさ ヒミコ(マナ・邪馬台国の女王/仙名 彩世)… 華 優希 クコチヒコ(狗奴国の将/芹香 斗亜)… 聖乃 あすか 飛龍くん、華ちゃん、初主演おめでとうございます飛龍くんは98期、華ちゃん、聖乃くんは、100期なのね…ゆうひさんのさよなら公演で初舞台を踏んだのが98期…と思うと、時の流れるのは早いなぁ~と思います。

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新宿御苑の桜2017(4)

いよいよ桜の季節もおしまい。最後の新宿御苑です。 こちらは、妹背。美しい八重桜です。 風に揺れる一葉。数年前は一葉の満開ってすごかった記憶があるが、どうも去年辺りから、あまりすごさを感じない。木が老いたのだろうか 晩春の桜、梅護持数珠掛桜。愛らしい花です。 こちらが、兼六園菊桜。新宿御苑では、菊桜系の桜はこのふたつのようです。 そして一番最後に咲く、薔薇のようなこの花が福禄寿。今、新宿御苑で一番勢いのある花かもしれない。

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「ノートルダムの鐘」

近年の音楽に力を入れたディズニー映画は、後にミュージカル化して舞台作品となり、その後、もしかすると実写ミュージカル映画になる…らしい。なーんて、「美女と野獣」の公開に際して思ってみたり…。ディズニーが舞台化する作品は、さまざまな経緯があるようだが、日本での上演は、劇団四季がすべて行っている。「ライオンキング」はいまだにロングランを続けているし、現在は、「アラジン」「リトルマーメイド」…と、「キャッツ」以外のロングラン上演はすべてディズニー作品となっている。そんな劇団四季のディズニー作品最新作がこの「ノートルダムの鐘」。なんとなくディズニー映画は、空くのを待っているうちにチャンスを逃してしまうことが多いのだが、この映画は珍しく観ている。知っている感満載で、ウキウキと出掛けたところ、なにやら全然違う作品を見せられ、その重さにぐったりしてしまった…というのが今回の「ノートルダムの鐘」舞台版だった。アニメ版とストーリーを大きく変えているという点で、過去のディズニー・ミュージカルとは大きな違いがあると思った。おそらく原作の設定を生かしたミュージカルということだと思うが、私、原作は読んでいないのだ。あ、原作は、ヴィクトル・ユゴー。5月から再演される「レ・ミゼラブル」も彼の作品なので、ちょっとしたユゴー・ブームかもしれない。アニメ版では、とにかく悪くてキモくて歌が上手い(笑)フロローだが、ミュージカルでは彼のこれまでの半生を描くところからスタートする。どうやら、カジモドは、フロローの弟とジプシーの間に生まれた子…

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「キャロル」ときめきアクティブ上映会レポ

ゆうひさんが、映画「キャロル」の“ときめきアクティブ上映会”というイベントに参加、短い時間だったが、いろいろお話ししてくれた。今回の“ときめきアクティブ上映会”は、キャパシティ100名程度の空間で、あくまでも映画や原作本についてのトークで、大空ゆうひさん的に、なぜこの仕事を受けたんだろう…と、実は不思議だった。もちろん、主催者側の北條さんは、大空さんの尊敬するアーティストであり、ライブMojiCAを作ってくれた同志でもあるので、「頼まれたから…」というのもひとつの立派な動機ではある。でも、それだけで…?そんなに義理堅いタイプなのかなぁ~(失礼)と思いながら会場へ。 ゆうひさんは、白のシンプルなチュニックに黒っぽい長めのネックレス、髪は下ろしていて、若干明るい色だった。足元は、ちょっと柄の入ったレギンスにサンダル。 ゆうひさん、いつも通り、控え目に、質問に対して的確に(盛ることもなく、引くこともなく)回答をしていた。映画「キャロル」についても、原作についてもよく知っていて、翻訳の先生が登場人物の名前をど忘れした時も、助け船を出していたり…あぁ、ちゃんと観てるんだな、読んでるんだな…しかも、今回のトークの前にもう一度、予習とかしてるよな…とわかった。どんな仕事に対しても誠実なんだな、と。すごくふんわりと存在していて、元トップスター!的重圧を感じさせないのも見事ちなみに、ゆうひさんが「キャロル」を見た理由は、「ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが好きだから」ということなんだけど、ケイトに関して…

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