「表現者ノマド」-7

「表現者ノマド」第7回に行って来ました。今回のテーマは、「舞台の上で性を越える」…ということで、わかりやすく歌舞伎の女方である、中村壱太郎(かずたろう)さんがゲスト。舞台の演出家から始まり、映画監督…と、まず製作側からスタートし、漫画家・作家…と、一人で完結する表現者へ、そこから指揮者…という表舞台に出るけど演者ではなく監督的な立場の人へ行き、前回からいよいよパフォーマンスをする人まで来た、この「表現者ノマド」、とうとう同業者の登場です。でも、宝塚の男役とは真逆の歌舞伎の女方というチョイスが面白い。壱太郎くんの出演作品については、このブログでも記載があったので、一応リンクを貼っておきます。こちらとこちらとこちらです。私自身、お気に入りの女方さんの一人です。ゆうひさんが壱太郎くんを知ったのは、「GOEMON」という片岡愛之助さん主演の公演。一応歌舞伎とうたっているものの、かの石川五右衛門にスペインの血が流れているとか、フラメンコが踊れるとか、そういうとんでも設定の作品。(五右衛門に関して言えば、有名な「楼門五三桐」でも、明国の大臣の息子だったりしているので、スペインになってもそんなに驚かないけど。)その作品の中で出雲阿国を演じていた壱太郎くんを観て、ゆうひさん、「相手役にしたい」と思ったんだとか。へーっと思って調べてみると、この「GOEMON」という作品、初演は2011年の秋、「システィーナ歌舞伎」と銘打っての興行だったようで…ってことは…可愛い相手役さんがすでにいる状態で、そんなこと思ってたんです…

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