劇団メリーゴーランド「不埒な花は誘惑する」観劇
劇団メリーゴーランド特別公演 Vol.IIIミュージカル・コメディ「不埒な花は誘惑する」脚本・演出:平野華子、俵ゆり作曲:内海治夫振付:俵ゆり、平野華子音響:長柄篤弘(ステージオフィス)照明:花木秀行(THEGLEE)宣伝写真:Kikineko_Musik制作:劇団メリーゴーランド劇団メリーゴーランドの三人ミュージカル「不埒な花は誘惑する」を観劇した。劇団本公演ではなくて、選抜メンバーでの公演。アナザー・メリゴ的な公演で、通称“大人メリゴ”と言われている。今回は、三人出演(いつもの大人メリゴは二人芝居)ということで、ショーを入れず、90分間一本勝負のワン・シチュエーション・ミュージカル。すごい膨大な台詞量みなさん、本当にお疲れさまでした劇団メリーゴーランドのお芝居は、基本、ミュージカル・コメディ。予期せぬ展開と、見事に伏線を回収しまくる大団円が見どころだと勝手に思っている。挟みこまれる「くすっ」と笑えるポイントの配分や、繰り返しが生み出す笑いの効果も、本職だって間違うことの多い昨今、納めどころを見事に把握しているのは、脚本家自身が、その脚本で舞台に立っているから、かもしれない。昨今、優れた脚本家は、みな舞台経験がある。これって、ギャグが滑った時の現場の寒さが分かるゆえ…なんじゃないだろうか。で、メリゴのヒロイン羽良悠里嬢の爆弾娘ぶりが、今回も素敵に発揮されている。そして、翻弄される男Sと書いて、「スタア」と読む、華波蒼氏今回は、人の話を聞いてない人物が二人に増え、さらに翻弄されている。そして、会社…