出来心

情報収集のため、ツイッターをやっているのですが、時々、ツイッター上のゲームというのか、お遊びなどもやります。今年の初め頃、『あなたが小説を書くなら書き出しは…』というものがありました。そして、私のところに下りてきた書き出しにすごーく惹かれて、むくむくと創作意欲がわいてきましたブログを始める前は、二次創作とかを書いてたりもしたのですが、やはり、フィクションとノンフィクションは両立しなくて、いつの間にか、そちらの趣味は封印してしまっていたのですが…。創作意欲は、昨年観劇したお芝居『磁場』の二次創作に向かいました。もちろん主人公は大空さんの演じた椿です。『磁場』を観ていなくても理解できる程度には独立したお話になっていますが、ゆうひさんの演じた役にいろんなことをさせていますので、イヤな人もいるでしょう。そもそもここは、フィクションを書くためのブログじゃないし…。ということで、ツイッター小説にしてみました。サイドバーにQRコードを入れましたので、ツイッターをやっている方は、ご興味があれば、そちらからご覧ください。ツイッターやってない方、スマホや携帯でこのブログをお読みの方のために、ツイッターまとめブログ(期間限定)も作ってみました。こちらです。ブログの方は、半年くらい限定の公開にしたいと思います。(毎日午前11時にアップされます。)温かいお気持ちで見守っていただけると嬉しく思います。ちなみに下りてきた書き出しは『顔はぼんやりとしか思い出せないのに、肩甲骨の形は妙にはっきりと覚えている。』でした。

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「エッグ・スタンド」観劇

「エッグ・スタンド」原作:萩尾望都脚本・演出:倉田淳美術:乗峯雅寛舞台監督:倉本徹照明オペレーター:石坂晶子(SLS)音響:竹下亮(OFFICE my on)衣裳:竹内陽子衣装協力:森山朋子ヘアメイク:川村和枝(p.bird)、望月香織振付:YOSHINORI大道具:俳優座劇場小道具:高津装飾美術演出助手:宮本紗也伽宣伝美術:近田火日輝(fireworks.vc)スチール撮影:山口真由子デスク:武井啓子、宮崎千琴制作:大野純也、八木澤元気、武内奈緒制作協力:東容子、小泉裕子、馬場妙子『エッグ・スタンド』サポートチーム:関戸博一、牧島進一協力:小学館・城章子、中川佳子、長尾竜之1月はイベントだったから、今年初めて観るスタジオライフの芝居。なんだろう、ライフは今、すごく変化している気がする。この「エッグ・スタンド」の上演許可は、「メッシュ」上演時に取り付けているという。10年前だ。その頃、今より10歳若い山本芳樹や曽世海司が演じた「メッシュ」は、ありえないシロモノだった。私的に。今回は、笠原浩夫が26歳に、久保優二が17歳に、そして山本芳樹が14歳位にちゃんと見えた。いや、見えたんじゃない。修正したのだ、私の脳が。山本の役が少年というのは、服装とヘアスタイルから想像できたので、まず「少年」と思いながら観た。そしたら、少年にしか見えなくなった。笠原と久保は、劇中で役の年齢を公表するので、その瞬間に想像していた年齢から修正した。と言っても3~4歳若くしただけだ。思えば、「Daisy Pulls It Of…

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劇団メリーゴーランド「不埒な花は誘惑する」観劇

劇団メリーゴーランド特別公演 Vol.IIIミュージカル・コメディ「不埒な花は誘惑する」脚本・演出:平野華子、俵ゆり作曲:内海治夫振付:俵ゆり、平野華子音響:長柄篤弘(ステージオフィス)照明:花木秀行(THEGLEE)宣伝写真:Kikineko_Musik制作:劇団メリーゴーランド劇団メリーゴーランドの三人ミュージカル「不埒な花は誘惑する」を観劇した。劇団本公演ではなくて、選抜メンバーでの公演。アナザー・メリゴ的な公演で、通称“大人メリゴ”と言われている。今回は、三人出演(いつもの大人メリゴは二人芝居)ということで、ショーを入れず、90分間一本勝負のワン・シチュエーション・ミュージカル。すごい膨大な台詞量みなさん、本当にお疲れさまでした劇団メリーゴーランドのお芝居は、基本、ミュージカル・コメディ。予期せぬ展開と、見事に伏線を回収しまくる大団円が見どころだと勝手に思っている。挟みこまれる「くすっ」と笑えるポイントの配分や、繰り返しが生み出す笑いの効果も、本職だって間違うことの多い昨今、納めどころを見事に把握しているのは、脚本家自身が、その脚本で舞台に立っているから、かもしれない。昨今、優れた脚本家は、みな舞台経験がある。これって、ギャグが滑った時の現場の寒さが分かるゆえ…なんじゃないだろうか。で、メリゴのヒロイン羽良悠里嬢の爆弾娘ぶりが、今回も素敵に発揮されている。そして、翻弄される男Sと書いて、「スタア」と読む、華波蒼氏今回は、人の話を聞いてない人物が二人に増え、さらに翻弄されている。そして、会社…

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落語に行ってきました!

落語の会、一度間があいてしまったのですが、またまたお誘いをいただき、行ってきました。「第八回 古今亭文菊 SHINGO十番勝負」古今亭文菊師匠(本名が“しんご”とのこと)が、大先輩の胸を借りて十番の落語会をやる…という会の八回目。(その昔、「新吾十番勝負」という時代劇があり、それにかけたタイトルだそうです。)今回のゲストは、入船亭扇遊師匠。基本的に前座の方が一席、文菊師匠が一席、ゲストが一席、5分の休憩をはさみ、文菊師匠がもう一席、でお開きとなる構成。まず、前座の柳家小多け(こたけ)さんが、「出来心」という落語を聴かせてくれた。いまいちイケてない泥棒さんが、師匠の指導のもと、空巣に入ろうとするが、どうも才能がないらしい。留守宅にあがりこんで、タバコと羊羹を勝手にごちそうになるが、家人が2階にいたことがわかり、命からがら逃げだして…それでもタバコと羊羹分儲けたからいいか…と思ったら、下駄を置いて来てしまった、というサゲ。この「出来心」という噺は、同じタイトルで出だしも一緒で、途中から2つのストーリーがあるようですね。もう一つの「出来心」も聞いてみたいな…と思いました。小多けさんは、大学の落研出身のようですね。続いて、文菊師匠は、「湯屋番」。枕でいきなり、宝塚歌劇団という言葉がでてきて、急に姿勢を正してしまいました文菊師匠、宝塚で雪組生を相手に、落語を聴かせ、質疑応答までこなし、『幕末太陽傳』の東京初日に招待されたんだそうです。トップさんから、「ぜひダメ出ししてください」と頼まれたんだとか…。なにやら…

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2017年ラインアップ発表 その9

今日は、古今亭文菊さんの『SHINGO十番勝負』に行ってきたのですが、まさかの枕で、宝塚歌劇団の話が出てきました文菊さん、なんと、劇団のオファーにより、雪組生徒の前で落語&質疑応答会をやったんだとか次回公演『幕末太陽傳』のもとになった落語の「居残り佐平次」など二席を披露したんだそうですが、主演の二人から質問攻めにあったのだとか。宝塚の生徒さんは真面目で、礼儀正しいと、お褒めにあずかり、誇らしい気分になってしまいましたそんな雪組の新トップお披露目公演の演目が決まりました 2017年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】 2017/03/172017年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場】【東京宝塚劇場】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。雪組公演主演・・・望海 風斗、真彩 希帆宝塚大劇場:2017年11月10日(金)~12月15日(金)東京宝塚劇場:2018年1月~2月(予定) ミュージカル『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 作・演出/生田 大和 今、星組で、望海の同期、七海ひろきが演じているロベスピエールをやるんだぁなんだか、宝塚、ロベスピエール役者がいっぱい…レヴュー・スペクタキュラー『SUPER VOYAGER!』 -希望の海へ- 作・演出/野口 幸作「望(HOPE)」「海(OCEAN)」「風(WIND)」「斗(BIG DIPPER)」と新トップスターの名前にまつわる場面で構成されるのか…すごいなぁ「希望」って、望海風斗と真…

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まあくんの歴史

あらためて、先日退団を発表した、朝夏まなとのヒストリーを紹介していきたいと思います。2002年 4月、星組大劇場公演『プラハの春/LUCKY STAR!』で初舞台。5月、花組に配属。この時、花組は、トップスター・匠ひびきのさよなら公演中。しかも本人が出演していない…という前代未聞の事態だった。朝夏ら88期生は、8月博多座公演『あかねさす紫の花/Cocktail』から合流。10月、大劇場公演『エリザベート』出演。新人公演で、黒天使の一人に抜擢される。2003年 1月、『エリザベート』東京公演出演。3月、宝塚バウホール25周年記念5組連作公演バウ・ワークショップ『おーい春風さん/恋天狗』出演。5月、大劇場公演『野風の笛/レヴュー誕生』出演。8月同東京公演。10月、バウホール公演・東京特別公演『二都物語』出演。2004年 1月、大劇場公演『飛翔無限/天使の季節/アプローズ・タカラヅカ!』出演。3月、同東京公演。5月、全国ツアー公演『ジャワの踊り子』参加。8月、大劇場公演『La Esperanza/TAKARAZUKA舞夢(マイム)!』出演。10月、同東京公演。東京公演直前に宝塚大運動会参加。2005年 1月、バウホール公演『くらわんか』出演。華形ひかる、望海風斗らと、徳兵衛・貧乏神を競演。3月、大劇場公演『マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー』出演。ニコラ役。新人公演は、リュドヴィーク役で初主演(本役=春野寿美礼)ちなみに、ここまで、新人公演の役は“黒天使”くらいしか書いていない。2番手・3番手…

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星組振り分け発表

現在上演中の大劇場公演の東京公演終了後の星組の振り分けが発表された。まずは、紅ゆずる・綺咲愛里率いる梅田芸術劇場メインホール公演「オーム・シャンティ・オーム」の出演者。(星組)美稀 千種、紅 ゆずる、七海 ひろき、如月 蓮、白妙 なつ、天寿 光希、大輝 真琴、愛水 せれ奈、瀬稀 ゆりと、紫月 音寧、十碧 れいや、麻央 侑希、紫 りら、綺咲 愛里、紫藤 りゅう、拓斗 れい、朝水 りょう、華鳥 礼良、彩葉 玲央、夕渚 りょう、天希 ほまれ、小桜 ほのか、遥斗 勇帆、七星 美妃、桜里 まお、隼 玲央、朱紫 令真、二條 華、極美 慎、きらり 杏、煌 えりせ、蓮月 りらん、夕陽 真輝、天翔 さくら、彩園 ひな、草薙 稀月、星蘭 ひとみ、奏碧 タケル、水乃 ゆり、澄華 あまねおお、前回はバウホールに出演していたメンバーがずいぶん入っている印象。かなり入れ替わりましたね。主な配役も発表されています。 オーム・プラカーシュ・マキージャー/オーム・カプール …紅 ゆずる シャンティプリヤ/サンディ… 綺咲 愛里 ムケーシュ… 七海 ひろき ムケーシュは予想通りかいちゃんですね。しっかりと悪の華を咲かせてほしいです。一方、礼真琴主演の「阿弖流為-ATERUI-」 の出演者は…(星組)万里 柚美、壱城 あずさ、音波 みのり、輝咲 玲央、夢妃 杏瑠、夏樹 れい、漣 レイラ、礼 真琴、ひろ香 祐、瀬央 ゆりあ、音咲 いつき、白鳥 ゆりや、桃堂 純、綾 凰華、有沙 瞳、天華 えま、澪乃 桜季、湊 璃飛、天路 そら、蒼舞 …

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雪組新人公演主な配役発表!

雪組次回大劇場公演の主な配役が発表された。居残り佐平次(早霧 せいな)… 永久輝 せあ 女郎おそめ(咲妃 みゆ)… 野々花 ひまり 高杉晋作(望海 風斗)… 縣 千永久輝さんは、これで4作目の新公主演…まさに御曹司ですね。御曹司は失速するという、いやーなジンクスがあったりするけど、そんなもん蹴り飛ばして、頑張ってください

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三越劇場「びっくり箱」観劇

向田邦子「びっくり箱」「重役読本」作:向田邦子「びっくり箱」脚本:岡本さとる「びっくり箱」演出、「重役読本」構成・演出:一井久司美術:齋藤浩樹、加藤藍子照明:阿部典夫音楽:高橋たかふみ音響・効果:秦大介舞台監督:小菅良隆演出助手:竹内一貴制作:岡本多鶴、佐野仁志演出部:上間幸徳音響操作:冨田聡照明:A Project音響:東京演劇音響研究所衣裳・大道具・小道具:東宝舞台声の出演(「びっくり箱」):中山由紀ヘアメイク(名取裕子):橋本靖男ヘアメイク:田中エミ公演支配人:大島隆弘製作:アーティストジャパン向田邦子の「びっくり箱」と初期のエッセイ「重役読本」を上演するという企画に、元宝塚の帆風成海が出演する…というので、行ってきました!結論…女優・帆風成海はいい!!!作品は、向田邦子の生きていた時代が舞台になっているから、ざっと今から40年位前の日本。それを現代に置き換えて描かれている。なので、少しばかり古風なドラマにはなっている。厚子(帆風成海)は、恋人の良司(山本一慶)と一緒に故郷に向かっている。実は彼女は妊娠しているのだが、彼はまだ知らない。厚子は携帯で友人の「ヨウコ」に電話をしているのだが、そこでプロポーズされるかどうかは「五分五分」だと語っている。そうかな男が女の親に会うためにわざわざ列車に乗る時点で、100%プロポーズだと思うのだが。列車の中で、厚子はしきりに彼が母のとし江(名取裕子)に気に入られるかを気にしている。なぜならとし江は、夫を亡くして以来十年間、清く正しく美しく生きてきた人…だか…

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2017年公演ラインアップ(雪組)

というわけで、次期トップコンビのプレお披露目公演の発表です。2017年 公演ラインアップ【全国ツアー】 2017/03/092017年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【全国ツアー】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。雪組公演主演・・・望海 風斗、真彩 希帆全国ツアー:2017年8月25日(金)~9月18日(月) ミュージカル・ロマン『琥珀色の雨にぬれて』 作/柴田 侑宏、演出/正塚 晴彦この作品、そもそも、正塚先生が助手に付かれていたんだったかな作中の主題歌の作詞を正塚先生がされていることもあり、再演のたびに正塚先生が演出をされている。前回は、星組の全国ツアー公演だったかな。奔放なヒロイン、シャロンは、お披露目公演にはハードルが高いようにも思うが、キラッキラの笑顔で男たちを翻弄してほしいな。でも生真面目なだいもんが生真面目な役をやって、面白いのだろうかShow Spirit『“D”ramatic S!』 作・演出/中村 一徳 なるほど、“S”を雪組(Snow troupe)のSとし、Dramaticの“D”をだいもんの“D”にかけたんですね。すばらしい一方、彩風咲奈が主演する別箱は…2017年 公演ラインアップ【日本青年館ホール、シアター・ドラマシティ】 2017/03/092017年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【日本青年館ホール】【シアター・ドラマシティ】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。雪組公演主演・・・彩風 咲奈日本青年館ホール:2017年8月29日…

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