突然の別れ…

月組 退団者のお知らせ 2017/03/31下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。  月組新 斗希矢2017年3月31日付で退団月組の千秋楽は、3月26日。今回の退団者は4名だったので、人数オーバーということもない。なのに、そこではなく、年度末の退団を選んだのね…トキヤくんは、100期生だから、大階段を降りることができない。そういう理由もあったのかな。ごく普通にフェアウェルの見送る側にいたのにね。もう決まってたんだね。何も知らなかったなぁ…と寂しい気持ちです。新たな人生に幸あれ 

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「花・虞美人」観劇

ミュージカル「花・虞美人」演出:花虞美人制作委員会演出協力:本間憲一演出協力補:西祐子脚本:岡本貴也脚本協力:長谷川晃示作曲・音楽監督:鎌田雅人楽曲製作:黒木渚美術:柴田隆弘照明:吉枝康幸音響:相川幸恵振付:麻咲梨乃殺陣指導:TeamAZURA歌唱指導:宮崎誠衣裳:山下和美ヘアメイク:中原雅子舞台監督:小笠原幹夫演出助手:出口雅敏都内の劇場で、私が仕事帰りに行きやすいのは、東京国際フォーラム、帝国劇場、そして、東京宝塚劇場&シアター・クリエかな。ACTシアターは、微妙に行きづらい。「MY HERO」の後、この先、この劇場に来るのはいつかな~なんて、思っていた。ところが、突然行けなくなってしまった…と友人からSOSのコールがあり、たまたま夜に予定がなかったので、観劇することに。チケットを受け取り、いよいよ観劇する日前日くらいに確認してみたら、開演時間18:00…ぜーったいに間に合わない赤坂18:00開演、無理です、無理しかも年度末。休みを取ることもできないし、時間有休特典も使い果たしている。考えあぐねた末、取引先から直行するという、裏技を行使した。関係者の皆様、申し訳ございません宝塚ファンの皆様は、大昔から「虞美人」は、お馴染みの物語。宝塚ファンは、古代中国にも造詣が深いのだ。しかし、今回の「花・虞美人」は、ひとつ、大きな創作がある。なんと、虞美人、そもそもは、劉邦の恋人だった、という設定だ。始皇帝が統一した中国。もとは楚の国だった沛県の小さな村では、村一番の美女、虞(凰稀かなめ)が、結婚を控え、父…

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宝塚歌劇花組東京特別公演「MY HERO」観劇

アクションステージ「MY HERO」作・演出:齋藤吉正作曲・編曲:手島恭子振付:若央りさ、港ゆりか擬闘:清家三彦装置:稲生英介衣装:加藤真美照明:佐渡孝治音響:大坪正仁小道具:三好佑磨映像:酒井謙次映像デザイン:佐川明日香歌唱指導:HANNA BUNYA演出補:鈴木圭舞台進行:荒川陽平舞台美術製作:株式会社宝塚舞台録音演奏:宝塚ニューサウンズ制作:井場睦之制作補:恵見和弘いつにも増して迫力の大看板…大阪公演に先駆けて東京公演が実施されたため、早くもMY楽を迎えてしまった私としては、どこまで書いていいんだろう?と悩むことしきりネタバレしてしまっては申し訳ないが、早く書かないと小さなとこは忘れてしまいそう…さて、北翔海莉主演の「風の次郎吉」は、2年前かななんで花組ばっか、この手の作品を上演するのかな、齋藤先生とても楽しい舞台だったことに異論はないが、こういうノリの作品を連続で花組にかけること自体、どうなんと思ってしまった。星組のためには、重厚な悲劇を書いているだけに。作品が楽しいにもかかわらず、そう思ってしまうのは、こちらで、落語家の古今亭文菊さんの枕を聞いた時に、感じることがあったからかも。この楽しさは、たぶん、落語のような、情景描写的な面白さだからなんだろうな…という。俳優というものは、たとえば、落語に登場する心中をしたがる遊女について、「この人にとって死はどういう概念なのでしょうか」と本気で質問してしまうタイプの人間なので、キャラだったり記号だったりとして舞台に立つのは、本来、苦しいものなのだ。…

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「キューティー・ブロンド」観劇

MUSICAL「キューティー・ブロンド」音楽/詞:ローレンス・オキーフ、ネル・ベンジャミン脚本:ヘザー・ハック翻訳/訳詞/演出:上田一豪音楽監督:小澤時史振付:藤林美沙、伊藤今人(梅棒)、楢木和也(梅棒)、野田裕貴(梅棒)歌唱指導:市川祐子美術:伊藤雅子照明:岩下由治、小川修音響:高橋秀雄衣裳:屋島裕樹ヘアメイク:井上京子演出助手:永井誠舞台監督:宇佐美雅人舞台監督代行:田中直明久々にゴミなミュージカル観たなー(笑)アメリカにもこんなクオリティーのミュージカルがあるんだな。○イトーくんが作ったのかと思った。すみません、口が悪くて。簡単にストーリーを紹介すると、UCLAN(架空の大学)に通うエル・ウッズ(神田沙也加)は、ビバリーヒルズ生まれの超お嬢様。大学ではソロリティサークル“デルタ・ヌウ”の会長を務め、ボーイフレンドのワーナー(植原卓也)ともラブラブで充実した日々を送っていた。しかし、プロポーズを待っていたエルに対して、彼は別れを切り出す。30歳で上院議員になるためにハーバード・ロースクールに進学を決めた彼は、地に足のついたもっと頭のいい女と結婚しなければならない、という理由で。エルは、見事なブロンドの持ち主。そのせいで、“頭が悪い”という先入観を持たれて生きてきた。しかし、彼女は、賢い美女。ずっと付き合ってきたのに、そんなことにも気づかない恋人なんか…と思わないところがエル。彼女は、恋人の心を取り戻すべく猛勉強して、ハーバード・ロースクールに合格してしまう。しかし、ここでもエルはブロンドへの差…

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「表現者ノマド」-7

「表現者ノマド」第7回に行って来ました。今回のテーマは、「舞台の上で性を越える」…ということで、わかりやすく歌舞伎の女方である、中村壱太郎(かずたろう)さんがゲスト。舞台の演出家から始まり、映画監督…と、まず製作側からスタートし、漫画家・作家…と、一人で完結する表現者へ、そこから指揮者…という表舞台に出るけど演者ではなく監督的な立場の人へ行き、前回からいよいよパフォーマンスをする人まで来た、この「表現者ノマド」、とうとう同業者の登場です。でも、宝塚の男役とは真逆の歌舞伎の女方というチョイスが面白い。壱太郎くんの出演作品については、このブログでも記載があったので、一応リンクを貼っておきます。こちらとこちらとこちらです。私自身、お気に入りの女方さんの一人です。ゆうひさんが壱太郎くんを知ったのは、「GOEMON」という片岡愛之助さん主演の公演。一応歌舞伎とうたっているものの、かの石川五右衛門にスペインの血が流れているとか、フラメンコが踊れるとか、そういうとんでも設定の作品。(五右衛門に関して言えば、有名な「楼門五三桐」でも、明国の大臣の息子だったりしているので、スペインになってもそんなに驚かないけど。)その作品の中で出雲阿国を演じていた壱太郎くんを観て、ゆうひさん、「相手役にしたい」と思ったんだとか。へーっと思って調べてみると、この「GOEMON」という作品、初演は2011年の秋、「システィーナ歌舞伎」と銘打っての興行だったようで…ってことは…可愛い相手役さんがすでにいる状態で、そんなこと思ってたんです…

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「グランドホテル」感想 その2

長い一日でした2年半ぶりに退団フルコースをやってきました。今回は、会なし娘役さんだったけど、千秋楽が2回公演だったので、トップさん退団公演より体力的にはきつかったかも雨の退団って、ほんと大変。なのに、千秋楽って天気悪いことが多いよね…以下、「グランドホテル」の感想「その2」に行きます。「その1」はこちらです。3/1までの主な配役感想を書いています。では、役替りメンバーの感想と、その他の出演者感想行きます。朝美絢(エリック・リトナウアー)…本役はエリックの方なのかな、ポスターにもあるし。朝美のエリックは、サザーランド版の藤岡正明エリックにもつながるような、時代とホテルでの立場がすごく伝わってくるエリックだった。本当は、少しも早く病院に駆けつけたい、でも、それはできない…それだけに、子どもが生まれた場面の彼の一挙手一投足表情声、すべてに、「希望」と名付けていいなにものかを感じた。月組らしい芝居の子だなーと思った。雪組に行っても、そんな緻密な芝居心をなくさないでほしいと思う。暁千星(ラファエラ・オッタニオ)…こちらは、ラファエラが本役ということになるのか。しかし…最初は、女性の役に見えなかった。私だけかと思ったら、幕間などで、「あの人、男だよね」とあちこちで語っている人がいたから、同じような感想を持った人はけっこういたらしい。もちろん、どうやらこの人は、グルーシンスカヤを愛しているらしいということから、性別を判断した人も多かっただろうとは思うが。暁といえば、つい数年前までは、声も高い普通の女の子っぽい人…

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新宿御苑の桜2017(1)

開花宣言は出たものの、まだまだ染井吉野開花はこれからですね。でも、そうです、このアングル。陽光は、既に七分ほど咲いていますアップもどうぞ。本当に綺麗なピンク色ですよねこの角度も愛らしいですね。蕾もまだまだあるので、来週も楽しめそう。たぶん、高遠小彼岸だと思います。枝垂桜も咲き始めました。こちらも高遠小彼岸です。染井吉野はまだこんな感じです。

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「エレファント・ソング」観劇

「エレファント・ソング」作:ニコラス・ビヨン翻訳:吉原豊司演出:扇田拓也美術:内山勉照明:桜井真澄照明操作:松本由美音響:井出比呂之衣裳:樋口藍舞台監督:小島とら制作担当:栗原暢隆プロデューサー:名取敏行製作:名取事務所とある精神病院の医師の診察室を舞台にしたサスペンス。めったにここにはやってこない院長、グリーンバーグ(藤田宗久)がやってきて、看護師のミス・ピーターソン(安藤みどり)は緊張を強いられている。この部屋の主、医師のジェームス・ローレンスが失踪した件について、理由を知っていると思われる患者、マイケル(佐川和正)にインタビューするために、グリーンバーグはやってきた。が、マイケルはとても特殊な患者らしい。ピーターソンは、院長に何度も警告するが、彼女の見た目(かなりのおデブさんらしい)が災いしてか、あまり効果を発揮していない。連れてこられたマイケルは、院長を自分のペースに巻き込み、ローレンス医師を殺してロッカーに遺棄したとか、彼とはホモ・セクシュアルの関係だったとか、本当か嘘かわからない言葉で院長を翻弄する。挙句は、ローレンス医師が幼児性愛者であったと告発する。院長は、そんなマイケルを脅したりすかしたりしながら、自分の優位を崩さない範囲で信頼関係を作ることに成功する。そして、カルテを見ようとするとマイケルが過剰に反応することを利用して、彼から様々な話を聞き出す。彼が、世界的に有名なオペラ歌手、アマンダ・セント-ジェームスの一人息子であること。彼女はある男と24時間だけ恋をして、その結果、マイケ…

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月組博多座公演配役発表!

月組博多座公演の配役が決まった。役名 出演者 2005年星組伊佐次 轟 悠 轟 悠卯之助 珠城 りょう 湖月 わたるおしま 愛希 れいか 檀 れい花魁 -松本 悠里水牛 華形 ひかる 英真 なおき李花 憧花 ゆりの 万里 柚美和泉屋庄兵衛 綾月 せり 立 ともみ玉蘭 玲実 くれあ 朝峰 ひかりさそり 紫門 ゆりや 真飛 聖ぼら 千海 華蘭 高央 りお乙名 輝城 みつる-芳蓮 早乙女 わかば 白羽 ゆり 館岡 朝美 絢 立樹 遥柳花 楓 ゆき 百花 沙里乙名 優 ひかる-らっこ 春海 ゆう 涼 紫央鈴木 蒼矢 朋季 嶺 恵斗 旗野 朝霧 真 紫蘭 ますみらしゃ 暁 千星 安蘭 けい桃羽 麗 泉里 琴 まりえ石浜 周旺 真広 綺華 れいお吉 美園 さくら しのぶ 紫佐藤 輝生 かなで にしき 愛あんぺ 風間 柚乃 柚希 礼音柳麗 結愛 かれん 陽月 華やはり、松本さんの役はなくなるんですね。その分、2005年版とどう変わるかとうこさんのところに、ありちゃん、ちえちゃんのところに、おだちん…という辺りが、今回の配役のポイントかな。

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汐美真帆TALK&LIVE

築地市場駅近くにある、BLUE MOODというライブハウスで行われた「汐美真帆TALK&LIVE」に行ってきました。ライブ前に食事もオーダーできるシステム。こちらは、今回のライブ特別メニュー。ナポリタンとマッシュポテトとサイコロステーキ。タイトルは『ビッグ・ジュールお手製の目のないダイス』。サイコロステーキにかけて…ということでしょうか。MCの立花裕人さんの質問に答える形で、生まれてから、宝塚音楽学校、現役時代、卒業後、そしてこれからの舞台について、余すところなくお話を聞かせてくれた。けっこう知らない話もあったなぁ…まだまだだわ、私。宝塚ファミリーランドの話が出てきて、ディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ワールドのもとになったアトラクションがあったと立花さんがおっしゃっていて、関西では、もはや都市伝説レベルだな…と思った次第。(実際のところ、については、過去に調べていますので、こちらの記事のコメントをご覧ください。)あと、77期から上級生の理不尽な指導がなくなったというのも知らなかった…96期から、さらに緩くなったというのは、有名な話だけれど。汐美真帆の「真」の字は、一路真輝さんにお電話して「いただいた」名前だったというのも全然知らなかった。てか、一路さんの名前の中で、唯一、あとから付いた部分が「真」なんだけど…いいのかなぁ秘蔵写真もスクリーンにいっぱい公開してくれて…こんなんだったんだーと驚くやら、嬉しいやら、懐かしいやら。リトル・ジュール(ビッグ・ジュールが持っているクマのぬいぐる…

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