ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」観劇
ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」原作:バロネス・オルツィ脚本・作詞:ナン・ナイトン作曲:フランク・ワイルドホーン編曲:キム・シェーンベルグ訳詞・翻訳・潤色:木内宏昌潤色・演出:ガブリエル・バリー音楽スーパーバイザー:ジェイソン・ホーランド音楽監督:前嶋康明指揮:小林恵子、川嶋雄介演出補:石丸さち子美術:二村周作照明:勝柴次朗音響:山本浩一衣裳:前田文子ヘアメイク:鎌田直樹振付:港ゆりかアクション:渥美博歌唱指導:満田恵子演出助手:伴・眞里子舞台監督:北条孝、有馬則純宝塚で初演のミュージカルを外部で上演する。そのヒロインを宝塚で初演に出演した女優が務める。「エリザベート」の東宝初演を思い出すな~もっとも、安蘭けいの場合、既に外部デビュー作が、星組で演じたアイーダではあったけれど。そして、今回、これまでの、宝塚⇒外部ミュージカルと大きく違うのが、演出=小池修一郎ではないところ。宝塚版で初めて使用された「ひとかけらの勇気」は採用されているが、曲順とエピソードは大きく異なっている。また、今回の日本版上演に際し、ロベスピエールの新曲が加わり、このことにより、ショーヴランの立ち位置がロベスピエールの側近というか、一蓮托生の存在だということがハッキリした。ロベスピエールはフランス革命で最も有名な革命家だが、この作品には、他の著名な革命家は登場しない。このため、宝塚版では、ロベスピエールとショーヴランの間に指示命令関係があることはわかるものの、ロベスピエールがそれほど近い存在なのか、よくわからない。圧倒…