「磁場」開幕

祐飛さんの出演する舞台「磁場」が開幕しました!バルコニーでワインを飲む場面が初シーンとか…祐飛さん的ツボがいっぱいで、とても面白い作品。衣装も4着とか…意外にもこれまでで最多じゃないかしら。一瞬たりとも飽きさせないさすがの倉持脚本の妙、ぜひお楽しみください。“今日は何の日”【12月11日】地球温暖化問題について、京都議定書が採択された(1997=平成9年)。もう20年前のことなんですね。

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宝塚花組大劇場公演

福岡の全国ツアー観劇の後、ムラで大劇場公演を観てきました。いやー、今回は、弾丸でした。そもそも、5月に博多座「王家に捧ぐ歌」を観劇する予定だったのが、諸般の事情でキャンセル。それで、代わりに…と計画した全国ツアー公演。でも、それも色々な予定が前後に押して、かなり強硬スケジュール。そんな強硬スケジュールなのに、3日の夜公演後に一緒にゴハンを食べてくれ、翌日も半日付き合ってくれた、福岡の友人には感謝の気持ちでいっぱいです。1年半ぶりの再会、食べて喋って楽しかったです。しかも、私が泊まったホテル、偶然にも彼女の幼馴染の勤務先で…私の目の前での再会劇に、なんだかほっこりしたのでした全ツ期間中ということで、福岡市内のリーズナブルなホテルが全然取れず、身の丈に合わない高級ホテルに宿泊してしまいましたが、こんなオマケがあるのなら、それもよし…こんなゴージャスホテルでした 4日に宝塚に向かい、翌朝東京に帰るというヅカ友、Tちゃんとムラでゴハンして、タカホに宿泊、翌朝、冬空の武庫川河川敷を撮影したのがこちらです。スッキリした良い天気でした。(福岡~宝塚の2日間は雨で…) 大劇場公演では、日本もののショーに因んで、春夏秋冬をイメージしたカクテルを販売していました。私は、春をイメージしたカクテルをいただきましたでは、大劇場公演ミニ感想です。ショーは、わりとオーソドックス。春夏秋冬という季節に合わせて展開する。オープニングは、チョンパからの慶長の踊り。続いて、専科・松本悠里の日舞。こちらは、セリ上がり、セリ下がり。以前の…

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宝塚歌劇宙組全国ツアー公演「バレンシアの熱い花」ほか観劇

ミュージカル・ロマン「バレンシアの熱い花」作:柴田侑宏演出:中村暁作曲・編曲・録音音楽指揮:吉田優子作曲・編曲:寺田瀧雄、河崎恒夫振付:ANJU、蘭このみ擬闘:清家三彦装置:大橋泰弘、黒田利邦衣装:任田幾英、小西松茂照明:平田良一音響:大坪正仁小道具:市名史弥歌唱指導:飯田純子演出補:大野拓史装置補:稲生英介衣装補:加藤真美舞台進行:阪田健嗣宙組全国ツアー公演で、この古い作品(1976年初演)が、9年ぶりによみがえった。長い宝塚の歴史の中では、時々トップ娘役がいない時代とか、複数いる時代とかがある。この作品は、月組トップスター榛名由梨が五條愛川と組む前の相手役不在時期の作品なので、娘役のおいしい役がいくつもあり、一人の娘役にすべてが集中している感じではない。この手の作品に「アルジェの男」(1974年。鳳蘭の相手役不在時代)とか、「哀しみのコルドバ」(1985年。星組Wトップ娘役時代)などがあるが、不思議なことに、トップ娘役が確定している時代に再演されている。だからバランス悪い部分があるんだよねなので、トップ娘役が出演できない全国ツアーにこの作品を持っていく、と聞いて、「ふむ、そう来たか」と思った。あ、そうそう、2007年に上演された時の感想はこちらです。ここでボロクソに書いていたプロローグは、最初に登場する男役三人(朝夏まなと・真風涼帆・澄輝さやと)のポーズが決まっていてとてもかっこよかった。(あの時は、幕があいたらいきなり男役祭りで、そのシルエットが揃いもそろっていけてない!と大激怒だったのだ。…

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東京宝塚劇場雪組新人公演(私立探偵 ケイレブ・ハント)ミニ感想

今回の作品は、正塚先生らしいオリジナル・ミュージカル、「私立探偵 ケイレブ・ハント」。新人公演の担当は、樫畑亜依子先生。この芝居は本当に難しいと思う。典型的な正塚芝居であり、ほぼ当て書きの芝居だ。他の役者、しかも新公学年の若手の手に負えるものではない。そこに果敢に挑戦した研7以下の生徒たちに、まずは大きな拍手を送りたい。演出、正塚先生自身がやるかと思っていたので、大劇場デビュー前の樫畑先生に任せたのは、意外だった。主演は、研6の永久輝せあと、研5の星南のぞみ。「ルパン三世」でも一度組んでいるが、恋人同士という役は初めて。その他、ケイレブ(永久輝)の事務所仲間のジム(本役=望海風斗)に研7の真地佑果、カズノ(本役=彩風咲奈)に研2の縣千。ケイレブの前に立ちはだかるマクシミリアン(本役=月城かなと)に、研7橘幸、その愛人で殺害されてしまうアデル(本役=沙月愛奈)に研5の有沙瞳、その親友ハリエット(本役=星乃あんり)に研7の妃華ゆきの、ケイレブの元戦友、ナイジェル(本役=香綾しずる)に研6の叶ゆうり。また、ケイレブと共に捜査に当たる刑事ホレイショー(本役=彩凪翔)に研4の諏訪さき、ライアン(本役=永久輝せあ)に研3の星加梨杏、ジムの恋人、レイラ(本役=星南のぞみ)に、研4の彩みちる、クラブ歌手のポーリーン(本役=有沙瞳)に研3の羽織夕夏を配した。96期生の卒業公演ということもあって、その配慮をした上で、若手も積極的に起用している、バランス重視の配役と感じた。それもあって、上手い人はとことん上手く、下手な…

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「燃ゆる風」全配役発表!

来年の星組バウホール公演「燃ゆる風」の配役が発表された。竹中半兵衛【秀吉の軍師】 …七海 ひろき いね【竹中半兵衛の正室】/得月院 …真彩 希帆 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 木下藤吉郎/羽柴秀吉【戦国大名・織田信長の家臣】 …悠真 倫 ねね【木下藤吉郎(羽柴秀吉)の正室】 …万里 柚美 黒田官兵衛【秀吉の軍師】 …天寿 光希 濃姫【信長の正室】 …音波 みのり 丹羽長秀【戦国大名・信長の家臣】 …大輝 真琴 柴田勝家【戦国大名・信長の家臣】 …輝咲 玲央 光【黒田官兵衛の正室】 …紫月 音寧 お鈴【黒田家の侍女】 …空乃 みゆ 織田信長【戦国大名・秀吉らの主君】 …麻央 侑希 明智光秀【戦国大名・信長の家臣】 …音咲 いつき 織田信忠【信長の嫡男】 …紫藤 りゅう 齋藤道三【戦国大名・濃姫の父】/中川清秀【秀吉の家臣】 …朝水 りょう 荒木村重【戦国大名・信長の臣下だったが反旗を翻す】 …桃堂 純 橋村三郎太の子供時代 …澪乃 桜季 橋村三郎太【竹中半兵衛の幼馴染】 …天華 えま お雛【橋村三郎太の恋人】 …七星 美妃 松寿【黒田官兵衛の嫡男】 …天彩 峰里 竹中半兵衛の子供時代 …希沙 薫 竹中重門【竹中半兵衛の嫡男】 …二條 華 お琴【羽柴家の侍女】 …きらり 杏一部、公式掲載情報に、開設が記載されていない部分も追加してあります。誰々の家臣っていうのは、時代によっても違うのですが、まあ、とりあえず、こんな感じかな~と。“今日は何の…

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「オフェリアと影の一座」観劇

りゅーとぴあプロデュース「オフェリアと影の一座」原作:ミヒャエル・エンデ(岩波書店刊)上演台本:笹部博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)演出:小野寺修二音楽:野瀬珠美美術:松岡泉照明:吉本有輝子音響:池田野歩衣裳:堂本教子ヘアメイク:増田佳代演出助手:石内詠子舞台監督:矢島健小さな町の小さな劇場でプロンプターをしていたオフェリアという名のおばあさんが、あるじを持たない“影”たちと一緒に劇団を作り、大評判をとる…というミヒャエル・エンデの作品が舞台化された。オフェリアは、生まれた時から、両親が見た“将来は女優に”という夢のもと、世界で一番有名な芝居のヒロインの名前を付けられた。しかし、彼女は生まれつきとても声が小さく、女優にはなれなかった。その代わり、彼女は、ぴったりの職業を見つけた。プロンプター。劇場に響き渡る声ではないからこそ、役者にだけ届き、芝居を動かせる。しかし、世の中に映画が生まれ、交通網が発達すると、小さな町の劇場は、存在価値を失ってしまう。人々は、スターを見るために映画館に行き、もっと大がかりな演劇を見るために大きな都市へ行く。劇場は閉鎖され、オフェリアさんは失職してしまった。心やさしいオフェリアさんは、閉鎖された劇場に、あるじのいない影を見つけ、一緒に暮らすことにする。噂は噂を呼び、同じような境遇の影たちがたくさんオフェリアさんのもとに集まった。彼らは、オフェリアさんの鞄の中で暮らしていたが、しょっちゅう仲たがいをしていた。オフェリアさんは、プロンプター時代にそらんじていた芝居の台詞…

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シェイクスピア花盛り

「三代目、りちゃあど」は、東京芸術劇場のシアターウエストで上演されていた。そして、翌日観劇の「オフェリアと影の一座」は、同じ劇場のプレイハウスで上演されていた。両方ともシェイクスピア作品、ではないが、シェイクスピアがいなかったら誕生しない作品であることは確か。そして、東京芸術劇場のポスター掲示を見てみれば…  すごいな、没後400年、シェイクスピアは今日も様々な形で演劇人のハートを刺激し続ける…“今日は何の日”【12月5日】乃木希典将軍が、旅順・二〇三高地を占領する(1904=明治37年)。

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「三代目、りちゃあど」観劇

東京芸術祭2016芸劇オータムセレクション「三代目、りちゃあど」作:野田秀樹ウィリアム・シェイクスピア「リチャード三世」(小田島雄志訳)より演出:オン・ケンセン美術:加藤ちか照明:スコット・ジェリンスキー衣裳:矢内原充志映像:高橋啓祐音楽:山中透ヘアメイク:中村兼也音響:細越泰良演出補:リサ・ポーター(東京芸術劇場スタッフ)技術統括:白神久吉舞台:奥野さおり/楳輝涼子、伊藤義拳、菊池幸夫照明:新島啓介、柴田晴香/山川剛、鈴木泉、高山智弘音響:石丸耕一/出井稔師、加羽沢隆行ゼネラルプロデューサー:高萩宏プロデューサー:宮村恵子制作:阿部晃久、吉田直美、黒田忍久世星佳の出演する舞台を観るのは、いつ以来かなあ、2年ぶりらしい。(ソネブロ、検索すると結果が出るのが素晴らしい)しかも、ポスターがかっこ良すぎる、ということで期待値上がりまくり。(久世さんは、左上です)そんな、久世星佳から、舞台は始まる。男の子 女の子by郷ひろみを歌いながら登場。マジか野田秀樹が著した戯曲「三代目、りちゃあど」は、1990年の夢の遊民社作品らしい。四半世紀以上前…なので、出てくる曲が古いのかもしれない。この作品を、シンガポールの演出家オン・センケンが、国際的なキャストで構成したのが、今回の公演。なんと、日本語・英語・インドネシア語で登場人物は台詞を言う。字幕は、日本語と英語が用意されていて、英語の台詞の時は、日本語字幕、インドネシア語の字幕の時は、日本語と英語字幕、日本語の台詞の時は、英語の字幕が出るようになっている。台詞がわ…

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ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」観劇

ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」原作:バロネス・オルツィ脚本・作詞:ナン・ナイトン作曲:フランク・ワイルドホーン編曲:キム・シェーンベルグ訳詞・翻訳・潤色:木内宏昌潤色・演出:ガブリエル・バリー音楽スーパーバイザー:ジェイソン・ホーランド音楽監督:前嶋康明指揮:小林恵子、川嶋雄介演出補:石丸さち子美術:二村周作照明:勝柴次朗音響:山本浩一衣裳:前田文子ヘアメイク:鎌田直樹振付:港ゆりかアクション:渥美博歌唱指導:満田恵子演出助手:伴・眞里子舞台監督:北条孝、有馬則純宝塚で初演のミュージカルを外部で上演する。そのヒロインを宝塚で初演に出演した女優が務める。「エリザベート」の東宝初演を思い出すな~もっとも、安蘭けいの場合、既に外部デビュー作が、星組で演じたアイーダではあったけれど。そして、今回、これまでの、宝塚⇒外部ミュージカルと大きく違うのが、演出=小池修一郎ではないところ。宝塚版で初めて使用された「ひとかけらの勇気」は採用されているが、曲順とエピソードは大きく異なっている。また、今回の日本版上演に際し、ロベスピエールの新曲が加わり、このことにより、ショーヴランの立ち位置がロベスピエールの側近というか、一蓮托生の存在だということがハッキリした。ロベスピエールはフランス革命で最も有名な革命家だが、この作品には、他の著名な革命家は登場しない。このため、宝塚版では、ロベスピエールとショーヴランの間に指示命令関係があることはわかるものの、ロベスピエールがそれほど近い存在なのか、よくわからない。圧倒…

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花組振り分け発表

現在上演中の大劇場公演の東京公演終了後の花組の振り分けが発表された。まず、新トップコンビプレお披露目となる全国ツアー「仮面のロマネスク/Exciter!!2017」の出演者。(花組)高翔 みず希、夕霧 らい、明日海 りお、瀬戸 かずや、白姫 あかり、菜那 くらら、桜咲 彩花、航琉 ひびき、仙名 彩世、羽立 光来、新菜 かほ、紗愛 せいら、水美 舞斗、柚香 光、更紗 那知、桜舞 しおん、城妃 美伶、春妃 うらら、紅羽 真希、雛 リリカ、碧宮 るか、峰果 とわ、飛龍 つかさ、帆純 まひろ、凛乃 しづか、泉 まいら、華 優希、一之瀬 航季、咲乃 深音、愛乃 一真、芹尚 英、凜香 百音、三空 凜花、侑輝 大弥(専科)五峰 亜季今年の全国ツアーの配役表で、ちょっと確認してみましょうかね。 主な配役 前回出演者 今回配役 ヴァルモン 明日海 りお 明日海 りお メルトゥイユ夫人  花乃 まりあ 仙名 彩世 *~*~* ローズモンド夫人 (ヴァルモンの伯母)五峰 亜季 五峰 亜季 法院長(トゥールベル氏) 高翔 みず希 高翔 みず希ブランシャール夫人 花野 じゅりあ  ロベール(執事)夕霧 らい 夕霧 らい ヴィクトワール 芽吹 幸奈 ジェルクール(セシルの婚約者)鳳月 杏  ダンスニー 芹香 斗亜  テチェンヌ夫人菜那 くらら菜那 くらら司祭ルブラン 航琉 ひびき航琉 ひびきドラノワ夫人 美花 梨乃 ガボット 舞月 なぎさ  トゥールベル夫人 仙名 彩世  ジル華雅 りりか ジラルド夫人 新菜 かほ新菜 かほ…

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