星組公演千秋楽と北翔海莉さよならショー

星組千秋楽のライビュ観てきましたその後、劇場に行こうかなと思っていたのですが、あまりにも号泣しすぎて、具合が悪くなり、そのまま帰りました…作品の感想は、お芝居はこちら、ショーはこちらにアップしていますので、この記事ではさよならショーについて簡単にアップしておきます。なお、本公演のショーにおける、退団者のコサージュですが、美城さんは、ソロで銀橋を渡るところで。トップコンビは、イル・モンドのところで。みっちゃんのお花は、とてもシンプルな小さいもので、風ちゃんのお花は、ドレスにピッタリと沿った形のものでした。美都くららちゃんは、白いドレスの胸元に付けていました。<北翔海莉さよならショー>大階段からスタート。男役が白燕尾で居並ぶ中、北翔は一人、サックスブルーのラテン襟変わり燕尾。音楽は、北翔ら84期生初舞台のショー、「シトラスの風」の主題歌。美城れんの歌で北翔が踊る場面も。ここは、泣けるそして、北翔が出世役・ドアボーイを演じた「ノバ・ボサ・ノバ」より、『アマール・アマール』。ここで、同じくサックスブルーのドレスに身を包んだ妃海風とデュエットダンスを踊る。大階段には、「Kairi Hokusho」の文字が浮き上がっている。次の曲は、聞き覚えがなかったが、「想夫恋」の曲かしらつづいて、銀橋を渡りながら、「THE SECOND LIFE」の曲を北翔が歌うと、本舞台上では、美都くららが、七海ひろきの腕の中で踊っている。宙組時代の作品だが、七海は出演していたから、違和感がない。そして、おもむろに金のマイクを取り出し…

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「MY HERO」主な配役発表

来春に上演されるシアター・ドラマシティ公演「MY HERO」の主な配役が発表された。ノア・テイラー …芹香 斗亜 テリー・ベネット …鳳月 杏 マイラ・パーカー …音 くり寿 クロエ・スペンサー …朝月 希和 ということは、全ツのキャストも大幅に変更されるということですね “今日は何の日”【11月19日】日本で最初の女子ボクシングの公式試合が広島県で開催される(1950=昭和25年)。

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朗読劇「季節が僕たちを連れ去ったあとに」観劇

ひとりぼっちのふたり朗読劇「季節が僕たちを連れ去ったあとに」―『寺山修司からの手紙』山田太一編(岩波文庫刊)より―構成+演出:広田淳一(CRG/アマヤドリ)照明:松本大介音響:角張正雄衣裳:山崎朝子ヘアメイク:小林雄美舞台監督:白石英輔(クロスオーバー)舞台監督助手:鈴木政憲(クロスオーバー)小道具:高津装飾美術エグゼクティブ・プロデューサー:山本又一朗なんとなく素敵な気がするけど、よく意味が分からないタイトル。まさに、この公演を象徴している。このタイトルを知った時点で、この結果に気づくべきだった…演劇界の鬼才、故・寺山修司と、人気シナリオライターの山田太一が、早稲田大学の同級生だったそして、二人の間には、若き日に思いの丈を書き連ねた往復書簡が存在したという前宣伝を知った時、“その青春の時期に書かれた書簡を朗読するのかな…”と、漠然と考えていたのだが…。実際のところ、寺山修司は、大学生の時にネフローゼに罹って治癒までに3年を要し、そのため、大学を中退している。だから、寺山と山田が同級生として過ごした日々はとても短い。しかし、共に映画や演劇に魅せられた二人は、ウマが合ったのだろう、寺山が中退して以降も、ずっと親交が続いていた。とはいえ、松竹に入社した山田が助監督時代、寺山が外部の脚本家の先生として、女優に囲まれてブイブイいわせていたことがあったらしく、その辺から互いに気を遣った結果、少し関係は間遠になる。が、山田が脚本家として独立してから寺山が亡くなるまでの間は、親交が復活していた。大学時代に寺山が…

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いいマサツカ、わるいマサツカ

先日の雪組大劇場公演観劇時に、未見の友人から「いいマサツカだった悪いマサツカだった」と聞かれた。「なにそれ、いいマサツカと悪いマサツカって…」と訝る私に、こんな答えが返ってきました。「いいマサツカは、『スターダム』とか『カナリア』とか。悪いマサツカは、『ルパン』とか『ラスト プレイ』とか」「そういう括りだと、“いいマサツカ”かな。『はじめて愛した』みたいな感じだったから…」そう答えた私に友人は絶句していた。どうやら、まったく覚えていないのだが、『はじめて愛した』を酷評していたらしい。ああ、そういえば…「それって、咲ちゃんをボロクソに言ってたからじゃなかった」だんだん思い出してきた。家に帰ってブログを見てみる。こういう時に、ブログは役に立つ。すっかり更新されている脳みそに代わって、過去の私を教えてくれる。うっわーりんきら、咲ちゃん、ホタテを「丸すぎる」でばっさり今や、みんな大好きなのに。ホタテなんか、退団後の舞台も観に行っているのにいやー、私の舞台感想なんて、いい加減なもんだな…さいごに。個人の感情だってこんなに変化するのだから、もちろん、『ルパン』や『ラスト プレイ』が“いいマサツカ”という感想もあり得ると思います。ここでは、あくまでも同じような感性の仲間うちの指針としての話ですから、そこんとこ、どうぞよろしくお汲み取り下さい。“今日は何の日”【11月17日】霜月騒動により、安達氏滅亡(1285=弘安8年)。(←旧暦。新暦では、12月14日となる。)

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「永遠の0」

永遠の0 (講談社文庫)作者: 百田 尚樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/15メディア: 文庫作者の百田尚樹さん、なかなか、個性的なキャラクターで、そのせいか作品もいろんなバイアスがかかって見られることが多いが、この作品は、作者のキャラクターとか、「戦争」に対する読者側の見方とか、そんなこととは別の次元で、これはもう、この小説を書くために取材された多くの人や史料が、彼の手を動かし、勝手に書かせたものだと、感じた。だって、この本を読んで、戦争は虚しいものだ、と感じない人はいないと思う。同時に、日本人のメンタリティーは、戦争向きではない、ということも、私は強く感じた。また、この小説は、先の大戦で日本軍が犯した大きな失敗を二つ挙げている。実戦経験のある明治からの本物の軍人が一線を退いた後、試験のできるエリートが軍部の中枢になってしまったこと兵の命を換えのきく部品のように使い捨てにしたことエピローグに登場するアメリカ空母の艦長は、宮部の死を悼み、艦葬を行うが、その時、これだけのパイロットが存在することを本当に脅威に思っただろうし、こんな男に特攻させる日本のクレイジーさに半ば呆れ、半ば恐怖を感じたに違いない。最近、「先の戦争で亡くなった方々の存在があればこそ、私たちの平和がある」と、したり顔で語っている政治家の方たちがいるが、彼らは、お友達の百田氏が書いたこの小説を本当に読んだことがあるのだろうかまあ、読んでないよね。神風特攻隊の人達は志願したのだから、無理やり出撃したわけじゃない、とか…

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みてみて!

WOWOWで、「スター・ウォーズ」シリーズを一挙公開することを記念し、WOWOW番組表11月号の付録にBB-8のペーパークラフトがちょっと、気合い入れて、作ってみましたよ“今日は何の日”【11月15日】坂本龍馬と中岡慎太郎、京都・近江屋で刺客に襲われ、暗殺される(1867=慶応3年)。(←旧暦。新暦では、12月10日となる。)宝塚ファンにもおなじみのシーンとなりましたね。

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月組退団者

月組 退団者のお知らせ2016/11/14下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。  月組貴千 碧 咲希 あかね煌海 ルイセ美里 夢乃2017年3月26日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 ダイナミックなダンスが身上のまんちゃん、勝手に管理職まで居てくれると思っていた美人女役のちゅーちゃん、そして唯一残ってくれると思っていた允恭天皇の皇子ってか、美人三姉妹の最後の一人でもあるルイセくん、一般的には知ってる人は少ないかもしれないけど、おっとりしてるのに、とってもハートのあるお芝居を見せてくれるみっこちゃん…最後まで、素敵な舞台を作ってくださいね。“今日は何の日”【11月14日】後三年の役にて、藤原清衡と源義家、兵糧攻めにより、清原家衡・武衡軍の金沢柵を攻略(1087=寛治元年)。(←旧暦。新暦では、12月11日となる。)藤原清衡…奥州藤原氏の初代ですね。

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ショー「ロマンス!!」感想

ロマンチック・レビュー「ロマンス!!」作・演出:岡田敬二作曲・編曲:吉崎憲治、甲斐正人、前田繁実、玉麻尚一指揮:塩田明弘振付:羽山紀代美、謝珠栄、室町あかね、御織ゆみ乃、若央りさ装置:大橋泰弘衣装:任田幾英照明:勝柴次朗音響:大坪正仁小道具:市川ふみ訳詞:平野恵子歌唱指導:HANNA BUNYA演出補:生田大和演出助手:指田珠子装置補:稲生英介衣装補:加藤真美舞台進行:庄司哲久岡田先生のロマンチック・レビューシリーズ。新作としては、「Amour それは…」以来かな。北翔海莉も妃海風も、岡田先生のショーで初舞台を踏み、プレお披露目の全国ツアーも「Amour それは…」の再演だった。そんな二人のさよならに相応しい、ロマンチックで美しいレビュー作品だった。まずは、序章。本を読むピンクのドレスの妃海の回りに天使が4人(紫りら・真彩希帆・小桜ほのか・天彩峰里)。妃海が、「ロマンス」という言葉について解説する。どうやらレビューはショーと違い、観客への説明・解説が登場することがあるようだ。第1章 プロローグ幕が上がると、大階段上に、美女に囲まれ、紫の変わり燕尾姿の北翔。美女たちは、パステルカラーのドレスを着て、つば広の帽子をかぶり、花束を抱いている。その雰囲気は「Rose Garden」みたいだった。主題歌の歌い継ぎに続き、北翔、妃海を中心としたスター達のデュエットダンス、男役の群舞、娘役の中心で踊る北翔…という流れ。一幅の絵のような美しさだった。第2章 美しき人続いて、「ダンディズム!」の時のようなヒゲの紳士…

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アメリカ大統領選

朝の時点では、ヒラリー・クリントンの勝率90%とか言っていた、ニューヨークタイムスとかワシントンポスト…12時間後に、予想を180度切り替えた。いくら接戦とはいえ、これだけ現地のマスコミが大きく予測を誤ったのは、珍しい出来事のように思う。おかげで、日本の相場も乱高下、大変な騒ぎになった。この大統領選のドンデン返しには、色々な理由があるんだと思う。そもそも、総得票数、支持率では、クリントン氏が勝っていたこと。(アメリカの大統領選は、州ごとに勝敗を決し、人口に比例した選挙人をゲットしていくので、合衆国全体の得票数が上回っても勝てるとは限らない。)選挙戦の終盤に、クリントン氏の私用メール問題で、再捜査というニュースが持ち上がったこと。これで、トランプ氏が起こした、それ以前のマイナス問題の影響がチャラになった感はある。でも、本当のところ、日本でも木村太郎氏がずーっと言っていたように、実は、トランプ氏に投票した人の数は、マスコミの読みよりずっと多かった。ただ、それはほとんど伝わっていなかった。私たちの知っている、メジャーな都市は、ほとんどクリントン氏が勝っている。ニューヨーク、ワシントンDCなど東部の都市、そして大票田のカリフォルニア、日本人の大好きなハワイ…フロリダは激戦の末、トランプ氏が制したが。大きな新聞社は、足元の世論を見て、予想していた。しかし、アメリカには、さまざまな州がある。南部も、中西部も、山岳地帯も。普段は、見向きもされないような州にもたくさんの人が住んでいて、それぞれの想いを抱いて生きて…

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おめでとう♪

わりといい歳の独身芸能人が結婚すると、何の関係もないのに、また一人独身男が減ってしまった…と、なんとなく不愉快な気分になる今日この頃(笑)、お気に入りの俳優、山崎樹範さんと、女優の吉井怜さんが入籍した、というニュースが飛び込んできた。わぁ~おめでとうあらまぁ、どうしてなんだか、とっても嬉しいこれは、やましげさんのお人柄あなたが幸せなら、私も幸せな気がする。やましげさん、おめでとうございますきっと、幸せになれるちなみに、やましげさんのお仕事で一番のお気に入りは、「戦国サポートセンター」の竹中半兵衛役です(かいちゃんが、私の理想の半兵衛様を越えられるか、ひそかに楽しみにしています。)“今日は何の日”【11月11日】有間皇子、謀反の罪で処刑(658=斉明天皇4年)。(←旧暦。新暦では、12月11日となる。)「磐代の浜松が枝を引き結び真幸くあらば亦かへり見む」の和歌で知られる薄倖の皇子。まあ、あれです、全部中大兄皇子が悪いんですけどね…悪いんですが、かっこよかったわ(by「あかねさす紫の花」)

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