「BLOOD RELATIONS」観劇

The Other Life Vol.9「BLOOD RELATIONS―血のつながり―」作:シャロン・ポーロック翻訳:吉原豊司演出:倉田淳美術・舞台監督:倉本徹音響:竹下亮(OFFICE my on)照明:日下靖順(ASG)照明オペレーター:西田俊郎(ASG)衣裳:竹原典子衣装スタッフ:砂田悠香理、矢作多真美ヘアメイク:川村和枝(p.bird)演出助手:平河夏、宮本紗也加久しぶりの“The Other Life”だったが、これが想像をはるかに上回るビッグヒットだった物語は、「リッヅィー・ボーデン事件」という19世紀末に起きた殺人事件を題材にしている。(配役は、観劇した順にFate/Doomで記載。一人しか書いていないのはシングルキャスト)アメリカのボストンの旧家ボーデン家で当主夫妻が斬殺された事件で、逮捕された次女のリッヅィー・ボーデン(青木隆敏)は、裁判で無罪となった。その10年後、一人の女優(松本慎也/久保優二)が、この題材に挑戦することになり、役作りのためか、事件の中心人物、リッヅィーに接近する。「リッヅィー、あなたなの」をキーワードに、物語は展開する。実際の事件は、物的証拠が乏しかった当時、近辺に強盗事件が多発していた両家のお嬢さんが両親を斧で斬殺するなんてという理由で、「無罪判決」となり、とはいえ、真犯人も見つからず、事件は迷宮入りとなった。リッヅィー・ボーデン事件の起きた、ボーデン家では、当主のアンドリュー・ボーデン(藤原啓児/倉本徹)と後妻のアビゲイル(石飛幸治)、長女のエンマ(大…

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